結婚の年齢差というと、一昔前までは男性が年上、女性が年下というパターンが主流だったのだけど、最近はそういった年齢にとらわれない考え方が広まっているようなのだ。私事ながら、先日妹が結婚しまして、その相手が妹の6歳下、ぼくの11歳下だったので、結婚の知らせが突然だったのも相まって、とても驚いてしまったのだ。

こうした結婚の年齢差に対して、みんながどんなふうに捉えているかをオリコンが調査しているのだけど、それによると、「女性が1〜5歳上」という回答が一番多かったようなのだ。

調査は、20〜30代の未婚の男女を対象に行ったようだけど、サンプル数は明示されていない。男性の年齢を基準に、女性との年齢差で回答してもらっている。

1位になった「女性が1〜5歳上まで」は、唯一2ケタの票が集まった回答（17.0％）。2位も「女性が6〜9歳上まで」（9.2％）で、姉さん女房を好む男性や年下のダンナを好む女性が増えているのかもしれない。この結果はちょっと驚きなのだ。

3位と4位でようやく女性が年下という回答が出てきている（3位「女性が1〜5歳下まで」＝8.3％、4位「女性が6〜9歳下まで」＝6.7％）のだけど、こうしてみると、総合的に年齢差は上下1〜9歳というのが許容範囲のようなのだ。オリコンには「年齢が離れすぎても話や価値観が違ってしまう」という20代男性の意見が掲載されている。たしかに、10歳以上離れてしまうと話が合わなくなる場合が多いのだ。

とはいえ、趣味や価値観は普遍的な部分も併せ持っているため、年齢に関係なくやたらと話が合う人もいる。ぼくも勤めていた会社でロック好きの50代のおじさんといつも熱く語っていたし。

そういうところを突き詰めていくと、年齢だけでなく、見た目や人種なんかも関係なくなっちゃう。日本球界を席巻したロベルト・ペタジーニ選手は友人の母親という25歳年上の女性と結婚し、その熱愛ぶりは有名だったのだけど、こうしたことを考えると、取り立てて騒ぐほどではなかったのかも。世間的には珍しいことだけど。ただ、言葉の違いだけは乗り越えられないかも。

現在20歳である妹のダンナは、11歳年上のぼくよりもしっかりしていて、兄として立つ瀬がないほどなのだ。こうなったらもう、「寅さん」的なポジションに収まるしかないかな。あ、でもフラれまくるのはイヤだなあ（笑）。