ハンバーガーに噛り付いた警察官、「変な味」の正体は大麻。

2006/11/10 13:58 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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一部の州で医療用として合法化されている以外は、まだまだ大麻所持は違法とされているアメリカ。異例としてコロラド州のデンバー市では、成人による少量の所持は合法とされていますが、州全体の法律ではいまだ許可されていないことなので、市を一歩出たら逮捕されるのでご注意(笑)。

そういえば先日の米中間選挙では、ネバダ州で「政府が規制する大麻専門店を設置し、ここで購入する1オンス(28グラム)以下の所持は合法とする」という法律制定のための住民投票が同時に行われていました。これは賛成44%、反対56%で否決されましたけど、マリファナは他の違法薬物に比べて中毒性が少ないと訴える人々も多く、同様の法律を求める声は、これからもアメリカのあちこちから聞こえてきそうな雰囲気です……。

さてこの違法ドラッグを使って、先日ファスト・フードの「バーガーキング」に務める店員が悪質なイタズラを警察官にして、その結果逮捕されたとか。ニュー・メキシコ州のアルバカーキーの近郊、イスレタプエブロ。ここでバーガー・キングに立ち寄ったポリスマン2人が、ハンバーガーにかぶりついたところ、なにか味がおかしい。半分ほど食べた後、これはマリファナじゃないのか?と気付いた彼らはすぐにパトカーの中に持ち歩いていた携帯検査キット(この辺が警察官らしいなぁ)を取り出し、怪しい混入物を調べたので。その結果、ビンゴ。やっぱり大麻だったのです。

このイタズラを仕掛けた店員は、ジェイソン・アルミージョ、ロバート・ノッコロス、ジョセフ・レデスマの3人。マリファナの違法所持、公務執行妨害などの罪で逮捕後、さらに警察官からも損害賠償の起訴をされています。不運にもドラッグ入りハンバーガーを食べてしまった彼らは、その後体の不調を訴えて病院送りにまでなってしまったそうです。

しかし病気になるほどだなんて、一体どれだけのマリファナを振りかけたというのだろう?


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