酔っ払いの父親、飲酒運転を避けようと取った行動は。

2006/11/01 13:05 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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どこに出かけるにも交通手段は車が主流のアメリカ。たとえば居酒屋や友人宅のパーティに出かける際、その場所まで行くにはやっぱり車なワケです。しかし飲んだら帰りは運転できない……。州により法律は違いますが、ミズーリ州では血中アルコールが0.08%以上だとその場で逮捕(未成年の場合はそれ以下でも捕まります)。その後の罰金と免停は避けられません。もちろん投獄その他の厳しい処罰が待っていることもあります。どこの国でも同じことですが、お酒を飲んだら運転しない、そして飲むなら事前に帰りの運転手を確保するってのが社会のお約束、常識ですよね。

さてネバダ州はリノに住むアルフレッド・マルティネス氏、37歳。彼は先日、とあるパーティに出かけたのはいいのですが、ちょっと飲みすぎが過ぎたとか。そしてこのまま運転するのはよくないと自覚したのでしょう。他の運転手を探すことにしたのです。ここまでの彼の思考は、安全を第一に考えているので評価すべきではないでしょうか。

ところがマルティネスさん。「しらふ」の運転手を探した結果、見出した相手は自分の息子。そりゃあしらふだろうよ、相手はまだ未成年の子供。なんといっても7歳児だもの……。そう、マルティネスさん。自分が運転するよりは幼い子供にハンドルを握らせたほうが安全だと判断しちゃったのですね。酔っ払いの考えることはわからん……(汗)。

で、もちろん7歳のドライバーに運転は無理。車線を蛇行し、急発進に急停車を繰り返した上、当然ながらその異様さは通りかかったパトカーの目にとまり、停車させられてしまいます。そしてポリスが車の中を覗き込んでビックリしたのはいうまでもありません。運転席には子供。隣の助手席にはへべれけのお父さん。うーむ。

結果としてマルティネス氏は飲酒運転は免れたものの、未成年者を危険な目にあわせたという罪で現行犯逮捕、これが有罪になればかなりの重犯罪でございます。まったくもー。

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