日ハム・セギノール内野手の不法滞在発覚、アジアシリーズもピンチ?

2006/10/31 21:01 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


スイッチヒッターながら並外れたパワーで、2004年から日本ハムの不動の四番を務めいる日本ハムのフェルナンド・セギノール内野手。今年の日本シリーズでも、第5戦に中日のエース・川上憲伸投手から勝ち越しの2ラン本塁打を放つなど、大活躍だったのだ。プレーだけでなく、ザ・たっちのギャグ「ちょっと、ちょっとちょっと」のパフォーマンスで人気者となっているのはご存じの通り。

そんなセギノール内野手が、30日にパスポートの期限が切れていることが発覚。しかも、失効したのは10月6日で、プレーオフも日本シリーズも“不法滞在中”に出場したことになるのだ。

セギノール内野手はチームの日本一決定後、今月15日に生まれた二男に会うため自宅のある米国に帰国したのだけど、その手続きの際、当局の職員からパスポートの期限が切れていることを伝えられたそうなのだ。

とはいえ、パスポートの期限切れは密入国などの悪質なケースでない限り罰せられることはないそうで、また来日するなら再度パスポートを発行してもらうだけで何の支障もないのだとか。もっと重要なビザ(在留資格)が切れている場合は「不法就労」となり、罰せられるだけでなく出国日から1年間は入国許可が降りなくなるのだけど、ビザのほうはしっかりと期限内だったようなのだ。

ただ、セギノール内野手は永住権を持っているため米国で暮らしているものの、国籍はパナマ。米国のパナマ領事館で手続き中だそうだけど、最悪の場合、チームが出場するアジアシリーズ(11月9日開幕)に間に合わない可能性があるというのだ。

気力・体力の限界を理由に辞退した新庄剛志外野手に続いてセギノール内野手まで出場しないとなれば、戦力は日本シリーズ中と一変してしまう。データを重視して打線を組むトレイ・ヒルマン監督にとって、「シンレラレナーイ」事態にならなければよいのだけど……。そういえば、ぼくのパスポートもそろそろ切れる頃だなあ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.