期間限定で復活した米米CLUB、ファンの声に応え活動継続を宣言。

2006/10/23 23:42 Written by コジマ

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1980〜90年代に一世を風靡した米米CLUB。ぼくは小学生のときに、近所のお姉さんに教えてもらったのだ(たしか「sure danse」の頃だったかな)。そのときは「あー、なんかオシャレっぽいバンドだなあ」くらいの印象しか持ってなかったのだけど、CMでも使われていた「FUNK FUJIYAMA」で度肝を抜かれ、「浪漫飛行」でカールスモーキー石井の声に感動させられたのだ。JALのCMも良かったなあ。

その後も「ひとすじになれない」や「君がいるだけで」などのヒットを飛ばしており、テレビでメドレーなんかがかかると意外と知っている曲が多いことにびっくりしたりもする。ぼくが小学生〜大学生にかけて第一線で活躍していたバンドだと再認識させられたのだ。

そんな米米CLUBが、97年の解散から9年を経て再結成したのが今年の4月。解散前に脱退していたRYO-Jやジョプリン得能らも加わったことは、古くからのファンはうれしい限りだっただろう。新曲やHOME MADE 家族とのコラボレーション、5都市10公演の大規模なアリーナツアーが企画されたのだけれど、この再結成は今年10月までの期間限定とされていたのだ。

TBS系の「うたばん」に出演したときも、他のメンバーは活動再開を喜ぶようなコメントをしているなか、カールスモーキー石井ただ一人が否定的な発言をし、司会の石橋貴明が「期間限定なんて言わないで続けちゃえばいいじゃん」と言っても頑なに拒んでいたのだ。

しかし、米米再結成に歓喜したファンは少なくなく、ツアーチケットは全公演完売。公式サイトの掲示板には活動継続を望む声が連日書き込まれていた。

こうした声におされて、22日に横浜アリーナで行われたツアーの最終公演、2度目のアンコールの舞台で、カールスモーキー石井が「お前ら、10年以上も待っててくれたんだな。オレらはみんなの笑顔が見たかった。お前らも米米が見たかったんだろ? 発表するぜ! 米米CLUB、解散撤回! 永久に続けるぜ!」と、活動継続を高らかに宣言したのだ。子連れの姿もちらほら見られた1万1000人のファンは、泣いたり笑ったり、その喜びを思い思いに表現していたのだそう。

11月以降はアルバム発売も予定されているそうで、期間限定復活や「うたばん」での発言は、最初からモーションだけだったとも考えられるけど、新曲などを見た限りでは、解散前に批判されていたカールスモーキー石井の独壇場という状態ではなく、初期の頃のようなバンド全体が楽しんでいる雰囲気を出していたし、こういう米米の復活なら、ファンとしてはうれしいのではないだろうか。

今後、カールスモーキー石井は石井竜也名義でのソロ活動も並行して続けていくのだそう。日本が元気だった80〜90年代にぼくたちを楽しませてくれた米米CLUB。彼らの完全復活によって、景気回復も加速するかも。

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