大物ハリウッド・スターが日本のテレビCMに続々出演、その理由は?

2006/10/23 15:33 Written by コ○助

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「超一流のハリウッド・スターはCMには出ない」。長い間、米国では半ば「常識」として考えられてきたこの法則。米国では、CMは「格落ちのタレントが出演するもの」という日本とは異なる認識が根強く、CMに出演することでスターとしての地位が落ちると、本業の映画にも悪影響を及ぼしかねないとの懸念から、あまり超一流のスターはCMに出演することがなかったなりよ。以前に比べれば徐々に意識は変化してきているようなりが、それでもいまだにこの法則は生き続けているなりね。

でも、米国人の目に触れない、遠い異国なら話は別。高額のギャラを支払ってくれる国、例えば日本のような国のCMにはそれほど抵抗なく出演する傾向が、古くから存在しているなりよ。日本のお茶の間にハリウッド・スターの出演するCMが流れるのが、決して珍しくないことは皆さんも知るところだと思うなり。

ただ、バブル崩壊後は景気低迷も相まって、高額なギャラの支払いを躊躇する企業が多く、一時的にハリウッド・スター出演のCMは激減。代わって勢力を強めていたのがペ・ヨンジュンやチェ・ジウなどの韓流スターたちなりが、韓流ブームも一段落し、景気が上向いてきたことを背景に、ここに来て再びハリウッド・スターをCMに起用する企業が続出しているなりね。

参考までに、ここ1年内にハリウッド・スターを起用した、代表的なCMをいくつか列挙してみるなり。

◎ハリウッド・スターが出演するCMの例(2005〜2006年あたり)
・キャメロン・ディアス「企業広告」(ソフトバンクモバイル)
・トミー・リー・ジョーンズ「BOSS」(サントリー)
・スカーレット・ヨハンソン「マウントレーニア カフェラッテ」(森永乳業)
・レオナルド・ディカプリオ「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」(トヨタ)
・アンジェリーナ・ジョリー「インテグレート」(資生堂)
・メグ・ライアン「ネスカフェ エクセラ」(ネスレ)
・キーファー・サザーランド「カロリーメイト」(大塚製薬)
・ジャン・レノ「Brilliaタワー東京」(三井物産)
・リチャード・ギア「男のエステ ダンディハウス」(ダンディハウス)
・ブルース・ウィリス「レガシィ」(スバル)

こうして挙げてみると、非常に豪華な面々が日本に「結集」しているのが分かるなりね。言葉は悪いなりが、やや「落ち目」のハリウッド・スターもチラホラと見られるものの、中には現在第一線で活躍しているスカーレット・ヨハンソンを起用する例などもあり、今後もさらにこの流れは加速していくことになりそう。まだ日本のCMへの出演機会のない超大物が、ひょっとしたら「次」に控えているかもしれないなりよ。アッと驚くようなハリウッド・スターの起用を楽しみにしたいなりね。

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