ガガガSPが映画デビュー、吉田拓郎の曲を演奏する役で。

2006/10/20 23:57 Written by コジマ

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映画と音楽の関係はとても深く、ミュージシャンが出演する作品は挙げたらキリがないほど。海外では、ビートルズやストーンズなどが有名だけど、「8マイル」のエミネムや「ビー・クール」のアンドレ3000、「コールドマウンテン」のジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス/ラカンターズ)、「トゥー・ウィークス・ノーティス」のノラ・ジョーンズなど、最近は妙に増えている感があるのだ。ストーンズのキース・リチャーズも「パイレーツ・オブ・カリビアン」の続編に出演するみたいだし。

この傾向は日本でも見られ、「8月のクリスマス」の山崎まさよし、「カスタムメイド10.30」の奥田民生と木村カエラ、「アイデン&ティティ」の峯田和伸(銀杏BOYZ)などが挙げられるけど、ステージで表現しているためか思ったより演技がうまいのだ。

こうしたなか、銀杏BOYZと仲良しのガガガSPが、吉田拓郎の楽曲が彩る映画「結婚しようよ」(佐々部清監督)に出演することになったのだ。峯田和伸のように主演ではないけれど、吉田拓郎の曲を駅前で演奏するストリートミュージシャン役。パンク・イズ・フォークを標榜するガガガSP、これまで吉田拓郎の曲(「照明」)や泉谷しげるの曲(「里帰り」)、ソウルフラワーユニオンの「満月の夕」、高田渡の「自衛隊に入ろう」などをカバーしており、彼らにとって最適の役と言えるのだ。

これまで映画出演の要請を何度も辞退してきたガガガSPだけど、フロントマンのコザック前田が尊敬する吉田拓郎をフィーチャーしているということで快諾したのだそう。劇中では「落陽」「春だったね」「祭りのあと」の3曲を”ガガガ流”にアレンジして演奏するとのこと。上記のフォークソングカバーで定評ある彼らが、どんなふうに料理するのか楽しみなのだ。

「結婚しようよ」は、三宅裕司扮するかつてはプロを目指してフォークソングに没頭した主人公が、平凡なサラリーマン生活のなかで直面する悩みを描いたもの。11月初旬にクランクイン、来秋に公開される予定。世代的にズレまくっているぼくにとって何の興味もわかなかったこの映画だけど、ガガガSPの出演によって見る目がちょっと変わったのだ。エキストラも募集しているようなので、興味ある方はどーぞ。

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