阪神がソフトバンクのズレータ内野手に興味、本格調査へ。

2006/10/20 17:57 Written by コ○助

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2003年のシーズン途中からダイエー(現ソフトバンク)に入団。「パナマの怪人」と呼ばれるほどのパワフルな打撃でチームを引っ張り、近年のホークスの躍進を支えているフリオ・ズレータ内野手。チームへの貢献度が高いことに加え、ホームランを打った際にする「パナマウンガー!」のパフォーマンスも人気を呼び、ファンからも愛されている選手なりが、今年が2年契約の最終年だったこともあり、その去就がにわかに注目されているなりよ。

ズレータ選手に対するソフトバンクの評価は極めて高く、来季もチームに残留してもらうのが基本線。まだ本格的な契約交渉には入っていないなりが、今季までの契約の2年総額3億円から大幅アップするのは確実で、提示額は1年3億円とも、2年総額8億円とも言われているなりね。ただ、契約上、2年契約が切れた時点でズレータ選手に対する拘束力がなくなることから、来季もソフトバンクでプレーするか否かはズレータ選手次第。ソフトバンクにとっては来季の戦力構想の柱とも言える選手だけに、最大級の評価をして引き留めを図ることになるなりね。

気になるのは、16日に帰国したズレータ選手が、出発前に残した言葉。ソフトバンクへの残留について質問されたズレータ選手は「福岡に帰ってきたいが、交渉ごとだから分からない」「(試合中のパフォーマンスは)どこのチームに行くかによって異なる」と微妙なニュアンスの発言をしており、ソフトバンクへの残留を明言してはいないなりよ。もちろん、これも年俸を上げるための駆け引きとも考えれるなりが、他球団から好条件が提示されれば、移籍する可能性もゼロではなさそうな雰囲気なりね。

そこに目を付けたのが阪神の岡田監督。日刊スポーツ(大阪版)によると、「仮にソフトバンクとの契約交渉が決裂すれば」との条件が付くものの、岡田監督は「打者で補強するなら、右の長距離砲。30発、40発打てる外国人」という理想を掲げており、それに合致する選手として、ズレータ選手の名前を挙げているようなりよ。守備に難があるズレータ選手が広い甲子園球場で活かせるかどうかは分からないなりが、全く日本の野球を知らない外国人を米国から獲ってくるよりは「安全」との判断も、当然働いているなりね。

過去にも阪神は他球団との交渉が上手くまとまらなかった選手を補強した例がたくさんあるだけに、ズレータ選手の獲得に動く可能性は十分。それだけでなく、あれだけの実績を残している選手なので、複数球団による争奪戦に発展することも有りうるなりよ。まずはソフトバンクとの交渉の行方に注目なりね。

☆フリオ・ズレータ内野手の通算成績
2003 ダイエー 67試合、打率.266、13本塁打、43打点
2004 ダイエー 130試合、打率.284、37本塁打、100打点
2005 ソフトバンク 131試合、打率.319、43本塁打、99打点
2006 ソフトバンク 126試合、打率.281、29本塁打、91打点

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