米政府が2007年型乗用車燃費番付発表、日本車がトップ10に7台。

2006/10/18 23:19 Written by コジマ

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環境を語るうえで重要になる自動車の燃費。かつて大排気量を売りにしていたメーカーもいっせいにエンジンの縮小を行い、低燃費、低排出ガスのエコカーの開発に力を入れている。そんななか、米環境保護局(EPA)と米エネルギー省(DOE)が毎年行っている乗用車燃費番付の2007年度版が発表された。昨年まで7年連続で首位を守ってきたホンダのハイブリッドカー「インサイト」(シトロエンのように後輪が半分隠れているクルマ)が今年7月に生産中止となったため漏れたけど、トップ10のなかに日本車が6車種7タイプが入るなど、今年も高く評価されたのだ。

06年度版の番付を見てみると、

1. ホンダ「インサイト」(ハイブリッド、MT)
2. トヨタ「プリウス」(ハイブリッド)
3. フォルクスワーゲン「ニュー・ビートル」、「ゴルフ」(ディーゼル、MT)
4. フォルクスワーゲン「ジェッタ」(ディーゼル、MT)
5. フォード「エスケープ ハイブリッド FWD」
6. フォルクスワーゲン「ニュー・ビートル」、「ジェッタ」(ディーゼル、AT)
7. フォルクスワーゲン「ゴルフ」(ディーゼル、AT)
8. フォード「エスケープ ハイブリッド 4WD」、マツダ「トリビュート ハイブリッド 4WD」、マーキュリー「マリナー ハイブリッド 4WD」
9. レクサス「RX 400H 2WD」、「ハイランダー ハイブリッド2WD」
10. トヨタ「カローラ」(MT)

という結果が出ている。04〜05年と「インサイト」と「プリウス」に続いて上位を占めていたホンダの「シビック」が、大型化に伴ってランク外になってしまったのだ。

そして、今回の番付を見てみると
1. トヨタ「プリウス」(ハイブリッド)
2. ホンダ「シビック ハイブリッド」
3. トヨタ「カムリ ハイブリッド」
4. フォード「エスケープ ハイブリッド FWD」
5. トヨタ「Yaris(日本名ヴィッツ)」(MT)
6. トヨタ「Yaris」(AT)
7. ホンダ「フィット」(MT)
8. トヨタ「カローラ」(MT)
9. ヒュンダイ「アクセント」(MT)、キア「リオ」(MT)
10. フォード「エスケープ ハイブリッド 4WD」、マーキュリー「マリナー ハイブリッド 4WD」

「シビック」が見事に復帰し、「インサイト」の生産中止を受けて万年2位だった「プリウス」がそのまま繰り上がって、念願の1位を獲得。上位を占める車種も多彩になっているのだ。今回の特徴は、前回まで上位を占めていたフォルクスワーゲンのディーゼル車がいなくなり、ガソリン車がかなり増えたこと。韓国のヒュンダイやキアもランクインしているのだ。

ここ数日は下落しているみたいだけど、ガソリン価格が高騰している昨今、低燃費は環境だけでなくドライバーの財布にも優しい。排気量4800ccで燃費激悪のアメ車に乗っていたぼくが言うのもなんだけど、今度買い換えるなら、やっぱり低燃費のクルマがいいかなあ。

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