大衆食堂チェーンの「半田屋」、小型店で首都圏に本格展開へ。

2006/10/17 15:14 Written by コ○助

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セルフサービス方式を採用した仙台発の大衆食堂チェーン「半田屋」。東北・北海道を中心に、格安を武器に勢力を拡大して来たチェーンなりが、2004年には東京・池袋に首都圏1号店をオープンさせ、「大戸屋」や「おはち」などの大手定食チェーンがしのぎを削る東京に殴り込みをかけたなりよ。あれから2年。首都圏にどれだけ店舗数が増えたのか気になっていたなりが、調べてみるとまだ6店舗あまり。東京だけに絞れば2店舗(池袋、稲城市若葉台)と、それほど状況が変わっていないなりね。

Narinari.comで最初に「半田屋」を話題にしたのは2001年のこと(当時は「めしのはんだや」)。「70種類近くのメニューが格安で食べられ、しかもボリューム満点の定食チェーンがある」という話を聞きつけ、まだ東京にはなかった「半田屋」に素直に驚き、どのようなチェーンなのかを「仙台を訪れたSPEEDがいたく気に入った」というエピソードと共に紹介したなりね(笑)。

その際、「半田屋」を日常的に利用している東北地方の読者の方にいろいろと情報を寄せてもらったなりが、「地元では『安さが1番、味は2番』という評価が一般的」「安いくせに量がハンパでは無く、500円もあれば絶対に満腹になる」「『めし中』は普通のお茶碗の3〜4杯分くらい。『とん汁」と合わせても200円程度」と、特に食べ盛りの若者には非常に嬉しいチェーン店なりよ。

参考までに、いかに「半田屋」のメニューが安いのか、いくつか価格を抜粋してみると(※2001年当時の価格なので、若干改定されている可能性あり)。

◎「半田屋」メニュー例
餃子80円、チキンカツ160円、ジャンボハンバーグ160円、鶏の唐揚げ120円、さばの味噌煮120円、かつ煮120円、コロッケ60円、冷奴80円、かけそば・うどん100円、天ぷらそば・うどん130円、しょうゆ・とんこつラーメン180円

まあとにかく安いなりね(笑)。この安さを首都圏で維持するのは難易度が高いなりが、どうか首都圏にも定着して欲しい……。そんな願いを込めて、これまで何度かNarinari.comで取り上げてきたなりよ。

さて、ここしばらくはあまり目新しい話題が無かった「半田屋」なりが、久しぶりに大きな動きがあるようなり。日本経済新聞によると、従来の定食店スタイル(並んだおかずを自由に取って、レジで清算)ではなく、カウンター席スタイル(食券制)を採用した小型店舗の展開に力を入れることが決まり、2007年9月期に10店前後を東京などに出店するようなりよ。メニューはラーメンや定食、カツ丼など、40品目程度に絞り込み(従来は70〜90品目)、運営の効率化をはかるなりね。それによって、「半田屋」が「半田屋」らしくなくなったら残念なりが、量と価格が維持されれば、問題はなさそうなりか。

東京進出から2年間、それほど大きな話題を呼ぶことはなかったなりが、小型店の本格展開によって首都圏での認知度が高まるのは確実。もちろん、全国チェーンを目指してほかの地域への出店も検討しているようなので、今後の「半田屋」に期待したいものなり。

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