史上初対決、「東京六大学選抜vs.東京ヤクルト」11月4日に開催。

2006/10/05 23:03 Written by コ○助

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大正14年(1925年)9月20日に行われた明治大学vs.立教大学の試合から始まり、現在に至るまで80年以上の歴史を持つ東京六大学野球。もともとは早稲田大学と慶應義塾大学の二校間で行われた対抗戦に、ほかの大学が参戦するカタチで勢力を拡大、現在の早稲田大学、慶應義塾大学、立教大学、明治大学、法政大学、東京大学の6つの大学からなるリーグの体裁が整えられたなりよ。

そうした歴史を持つ東京六大学野球だけに、全国各地に存在する大学野球リーグの中でも最高峰に位置づけられているのは周知のとおり。古くは長嶋茂雄(立教)、田淵幸一(法政)、山本浩二(法政)、星野仙一(明治)、谷沢健一(早稲田)など、近年も和田毅(早稲田→ソフトバンク)、川上憲伸(明治→中日)、青木宣親(早稲田→ヤクルト)、高橋由伸(慶応→巨人)などの東京六大学野球のスター選手が、プロ野球の世界でも大活躍しているなりね。

東京六大学野球が行われているのは、大正15年(1926年)からずっと明治神宮球場。終戦後は一時、明治神宮球場が米軍に接収されていたため、ほかの野球場で試合が行われていたこともあったなりが、基本的にはいわゆる「神宮の杜」が東京六大学野球の舞台となってきたなりね。

一方、明治神宮球場といえば、東京ヤクルトスワローズの本拠地という側面も。ヤクルトが明治神宮球場を本拠地に構えたのは、前身の国鉄スワローズ時代の1964年のこと。以来、サンケイスワローズ、サンケイアトムズ、アトムズ、ヤクルトアトムズ、ヤクルトスワローズと球団名は変わっていったものの、本拠地は動くことなく現在に至るなり。こちらも東京六大学野球に比べれば浅いものの、それでも40年間の歴史があるなりね。

そんな同じ明治神宮球場に本拠を置く、東京六大学野球の選抜チームと東京ヤクルトスワローズが激突する。これまで一度も行われたことがない、史上初めての試みが11月4日に行われることになったなり。プロとアマという垣根を飛び越えて、「明治神宮外苑創建80年記念奉納試合」として、明治神宮球場を愛する野球選手が集うことになったなりよ。

それでは簡単に「東京六大学選抜vs.東京ヤクルト」の概要をまとめておくと。

◎「明治神宮外苑創建80年記念奉納試合 東京六大学選抜vs.東京ヤクルト」
・史上初の対戦カード。
・2006年11月4日(土)、13時から開始予定。
・監督は東京六大学選抜チームが「秋季リーグ戦優勝校監督」、ヤクルトが古田敦也監督。
・出場選手は東京六大学は各校からの選抜選手、ヤクルトは一軍の選手。
・入場券は内野2,000円、外野1,000円、中学生以下無料(発売中)。

この手の「プロ・アマ交流戦」の類は、プロは2軍の選手が出場することが多いなりが、この試合は1軍選手が出場するガチンコの戦い。来年以降のドラフト候補生たちが集う東京六大学選抜チームが、青木宣親選手ら六大学OBも混じるヤクルトの1軍チームとどこまで渡り合うことができるのかにも気になるところ。野球ファンの人は、ぜひご注目くださいませ。

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