楽天が桑田真澄投手の獲得に参戦、「ドラ1」の教育係に期待。

2006/10/03 17:27 Written by コ○助

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巨人一筋21年。背番号「18」を背負い続けたエース・桑田真澄投手が「退団」を表明したのは9月23日のこと。原監督などに対して事前報告がないまま、球団公式ページ内にある桑田投手のコーナーに「明日、ジャイアンツのユニホームでマウンドに立つのは、おそらく最後になるだろう」と意味深なコメントを残したことで大きな波紋を呼んでしまったなりが、最終的には球団のフロント、現場ともに桑田投手の意向に理解を示し、今季限りで退団するのは決定事項となっているなりよ。

桑田投手の意向はあくまでも「巨人を退団」。引退ではなく、現役を続行したい考えなりが、問題なのは獲得に動く球団が出てくるかという点。今年38歳という年齢、過去3年で4勝しかしていない成績(2004年:3勝、2005年:0勝、2006年:1勝)、1億5000万円という高額の年俸……。年俸が大幅に下がるのは、桑田投手自身も分かっているはずなのでそれほどの障壁にはならなそうなりが、年齢と、ここ数年の力の衰えを各球団がどう判断するのかは、大事なポイントになるなり。

でも、早くも楽天が動きを見せてきたなりよ。一部では巨人を退団することが判明した時点で「楽天行き」を予言するファンも少なくなかったなりが、楽天は貴重な戦力として、そして高校生ドラフトで1巡目指名した駒大苫小牧の田中将大投手の「教育係」として、桑田投手の獲得に乗り出すと、スポーツニッポンが報じているなりね。

スポーツニッポンによると、楽天の野村監督はヤクルトや阪神の監督時代から「桑田からは学ぶべきものが多い。本当のプロフェッショナル」と、そのストイックなプレースタイルを高く評価してきたほか、巨人退団を表明した際にも「私もボロボロになって辞めた。桑田も野村型を選んだということか」と、桑田投手の生き様に理解を示していたなりよ。そして、桑田投手もまた、野村監督のことを「(野球人として)尊敬する人物の1人」と公に発言しているなりね。まさに相思相愛の関係なり。

楽天はまだ球団が若く、「精神的支柱」と呼べる選手が少ないため、桑田投手のような経験豊富で誰もが認める選手が加入するのは大きなメリット。桑田投手にとっては、現役にこだわる理由のひとつである「通算200勝」までの道のりが他球団に行くよりも険しくなってしまうのがネックなりが、楽天が桑田投手を必要としている点をどう受け止めるか。ほかの球団の動向も含めた争奪戦の行方に注目なりね。

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