着るだけで理想の体型に? インナーマッスル強化ウェアが人気。

2006/10/02 23:57 Written by コジマ

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十代の頃に50キロ台前半だったぼくも、今では63キロ。一時格闘技をかじっていたので、その時に筋肉がつくとともにウェイトもアップしたのだけど、現在は運動といえば月に1度の草野球のみ。歩くことも自転車に乗る機会も減っているのに体重が変わっていないということは、筋肉が退化してそれ以上の脂肪が付いているのだ。

このところ話題に一般的にもなっているメタボリックシンドロームなどの話聞くと、やはり肥満や過体重に恐怖を抱く。自分の食生活や生活態度を勘案すると、このままでは成人病にまっしぐらなのだ。ストレッチやウォーキング、ヨガなどに挑戦しようと思うのだけど、時間的な問題や体力(気力?)の低下によってどうも定期的な運動ができない。そんなぼくみたいな人間にぴったりなモノが世に出てきたのだ。

それは、深夜のテレビショッピングでも話題の「着るだけで体型が変えられるウェア」。着用して普段通りの生活を送っているだけなのに、理想の体型が手に入れられるというのだ。テレビショッピングでは、「たった○週間で○センチおなかが引っ込みました!」なんてセンセーショナルな宣伝をするものだから、ついつい食い入るように見てしまうのだ。

なぜ着るだけでおなかが引っ込むのか。それはテレビショッピングでも説明しているとおり、インナーマッスルに軽度の負担をかけて気が付かない程度に鍛えているからなのだ。筋肉にはアウターマッスル(表層筋)とインナーマッスル(深層筋)の2種類があり、アウターマッスルはボディービルダーなんかが見せるムキムキ筋肉のことで、対するインナーマッスルは関節の近くなど見えないところにある筋肉のこと。近年、じん帯や関節を保護し、アウターマッスルの働きを強化するということで、このインナーマッスルがスポーツ医学の分野で注目を集めていたのだ。

その後、筋肉のエネルギー消費率は高いけどムキムキになるのはイヤ!という人にウケたのが、インナーマッスルを鍛えるダイエット法。特に、腸骨筋の一部である大腰筋を鍛えることによって、ぽっこり出た下腹部が引っ込むというのだ。インナーマッスルのトレーニング方法はブログなどでも紹介しているので、ご参考に。

このインナーマッスルを気付かないうちに鍛えるのが、「着るだけで体型が変えられるウェア」なのだ。無精なぼくにはぴったり。しかし、これが高い。1万〜1万7000円ほどするのだ。こうした流行を踏まえて、大手メーカーが通販モノより安い商品をそろえつつあるのだ。

フジサンケイビジネスアイでは、2つの商品を紹介している。その1つが、アシックスの「大腰筋強化スパッツ」。テレビショッピングのモノとの効果の差は分からないけど、値段は8295〜9975円。うーん、格段に安いのだ。シャツタイプの「肩バランスアップアンダー」は、肩こりや猫背などに悩む人に好評なのだとか。また、女性限定みたいだけど、ワコールの「ヒップウォーカー」も人気なのだとか。こちらは5040円とかなりお得。うーん、男性用も出ないかなあ。

こうしたトレーニングウェアは、大人のダイエットだけでなく子供が運動能力のアップにも貢献しているようで、用途はまだまだ広がりそうなのだ。食欲の秋に向けて体重増加しそうな人は、密かに身に着けて予防したほうがよいかも。

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