乾燥する季節のかゆみや冷え、秋口から早めの対策を。

2006/09/29 15:59 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


気温が下がり過ごしやすくなってきたこの頃、省エネやエコロジー意識の浸透により、空調を切って窓を開けるオフィスも少なくない。自然の涼しい空気は、冷房と違ってとても心地よいのだ。しかし、気温の低下とともに湿度も下がるのは、乾燥肌の人にとってつらいこと。また、体の冷えを訴える人も多くなってくる。読売新聞では、本格的なシーズンの到来前に早めの対策が効果的だと紹介しているのだ。

ぼくも軽い乾燥肌の体質で、ヒゲを剃った後に肌がかさつくことで湿度の低下を感じるのだ。同紙の記事では、野村皮膚科医院(横浜市)の野村有子院長のアドバイスを掲載している。同院長によると、かゆみの原因は乾燥した皮膚の表面が敏感になっているためで、ストッキングや補正下着などによる締め付け、セーターやカーディガンなどチクチクした衣類がこれをより刺激するのだという。また、洗剤や柔軟剤をきちんと洗い流せてない場合も原因として挙げている。ぼくも時間的に余裕がない場合、洗濯機の「おいそぎコース」を選んでしまうことが多いのだけど、こうした時短洗濯だとすすぎが不十分なのかもしれない。

さらに、夏の間シャワーだけで済まし、涼しくなってきた秋口から高温の湯に入るということも、この季節に肌のかゆみを訴える人が多いもととなっているそうなのだ。同院長は「なるべくぬるめのお風呂にゆっくり入り、朝のシャワーの後などにも欠かさず保湿剤を塗るなど、日頃から肌の乾燥への備えをしておくとよい」とアドバイスしている。かゆくなってからではなく、外気が乾燥し始めたときから日常的にケアすることで、真冬の強烈な乾燥にも耐えられる肌にしていくことが大事なようなのだ。

また、女性に多い冷え症も、秋口から増えてくる。なんでも、夏の冷房や冷たい飲み物などによって、冷えが体にたまってしまうのだとか。このため込んだ冷えを早いうちに出し切ってしまわないと、冬まで影響するそうなのだ。その出し切る方法として、半身浴や絹のスパッツなどで体の外側を温め、生姜や唐辛子などで内側からも温めていくことを紹介している。なんだか漢方的なアドバイスだけど、毎年、冬の冷え症に悩んでいる人は、今の季節から実践してみては?

かゆみや冷えは自律神経とも関わっているので、普段の睡眠時間や食生活も大きく影響する。きちんと生活リズムや食事を取ることで、上記のような対策がさらに効果的になるのだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.