日本向けのアレンジを加えた新作「シムシティDS(仮)」が今冬登場。

2006/09/26 19:08 Written by コ○助

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ファミコン草創期の名作「バンゲリングベイ」の作者でもある、ウィル・ライト氏が考案したシミュレーションゲームの金字塔「シムシティ」。いわゆる「箱庭型」のシミュレーションゲームの魁として多くのファンに愛され、日本のみならず、世界中でヒットを記録してきた作品なりよね。「シムアース」「シムアント」「シムピープル」などへと続く一連の「シム」シリーズの礎となった作品でもあるなり。

そんな「シムシティ」シリーズは、「シムシティ」→「シムシティ2000」→「シムシティ3000」と進化の系譜をたどり、2003年には「シムシティ4」が登場。これを最後に完全なる新作は登場せずに現在に至っているなりが、この間、携帯電話や家庭用ゲーム機向けには独自の要素を追加した新作(アレンジ)がいくつか投入されているなりよ。そして、今度はニンテンドーDS向けにも、「シムシティ3000」をベースにしつつ、日本ならではのエッセンスを加えた新作が発売されることになったなりね。

今冬をめどに発売が予定されているのは「シムシティDS(仮)」。ニンテンドーDSならではの機能としては、タッチペンでの操作に対応したほか、市長(プレイヤー)の決裁を仰ぐ資料へのサインを実際に入力したり、2画面で見やすい画面構成を採用したり、すれ違い通信に対応したり……といった具合に、持てるパフォーマンスを存分に活かした作品になるなりね。

また、「シムシティDS」はエレクトロニック・アーツの日本法人が開発を担当しているため、単なるパソコン版からの移植にはとどまらないのも大きな特徴。建物には瓦屋根の一軒家や郵便局、草野球場などが採用されるほか、ランドマークとして「日本ならでは」の建築物がいくつも登場するというなりよ。具体的には、日本全国のお城が登場することが決まっているのだとか。「お城」と一括りにして一つのランドマークを登場させるのではなく、お城の中にもバリエーションを付けるあたりに、相当なこだわりを感じるなりね。

従来の「シムシティ」シリーズは海外の建築物を基本にしているため、どことなく「あっちの世界」といった遠い感覚が無きにしも非ずだったなりが、日本にスポットをあてた「シムシティDS」なら、これまでの作品とはまた違った感情移入できそう。発売が待ち遠しい作品なり。

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