鉄郎、鬼太郎、孫悟空……、「永遠の少年」野沢雅子が語る声優観。

2006/09/26 11:24 Written by コ○助

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まだ声優という職業が確立されていない時代から、アニメの世界の第一線で活躍してきた野沢雅子。あまり普段からアニメを見ない人にとってはピンと来ない名前かもしれないなりが、野沢雅子が演じてきたさまざまなキャラクターの名前を見れば、「あぁ! あの声をやっていた声優さん!」と、すぐに理解できるはずなりよ。話を進める前に、これまで野沢雅子が演じてきた代表的なキャラクターをまとめておくなりね。

◎野沢雅子が演じた代表的なキャラクターたち(Wikipediaより抜粋)
・「あらいぐまラスカル」(ラスカル)
・「ガンバの冒険」(ガンバ)
・「銀河鉄道999」(星野鉄郎)
・「釣りキチ三平」(三平三平)
・「ゲゲゲの鬼太郎」(鬼太郎)
・「ど根性ガエル」(ひろし)
・「ドラゴンボール」(孫悟空)
・「ドラゴンボールZ」(孫悟空、孫悟飯、バーダック、孫悟天)
・「ドラゴンボールGT」(孫悟空、孫悟飯、孫悟天、孫悟空Jr) ほか多数

なんと言っても、代表作中の代表作と言えるのが「銀河鉄道999」(星野鉄郎)、「ゲゲゲの鬼太郎」(鬼太郎)、「ドラゴンボール」(孫悟空)の3つ。いずれも長い年月を超えて愛されている作品のキャラクターなので、世代的に合致する団塊ジュニアよりも下なら、誰でもパッとその声が思い浮かぶなりよね。

そんな野沢雅子は1936年生まれの69歳。誰もが認める声優界の重鎮なりが、代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のDVD-BOXが12月6日に発売される(78,750円。Amazon.co.jpなら19,687円OFFの59,063円)のを前に読売新聞のインタビューに答え、自身の声優観や思い出を語っているなりよ。

「(ゲゲゲの鬼太郎は)妖怪ということはあまり意識せず、普通の少年の気持ちと変わりなく収録に臨んでました。あくまでも人間の世界のお友達、仲間を大事にする正義の味方として」
「決して怖いだけではなく、人間の醜さや嫌な部分を、楽しみながら自然に理解できるように描いている。こうしたアニメこそ、おかしな事件が多すぎる今の子供たちに必要なのでは。親子3代そろって見てほしいですね」
「(最近の声優は)もともと芝居をやりたかった私と違って、今の若い人たちは最初からアニメを目指している。活字離れの影響か、台本を読んでも理解力というか、深みが足りないと感じることもある」

以前は鉄郎、鬼太郎、孫悟空に代表される「少年」の役がほとんどだったなりが、最近は年寄りの役もこなすようになるなど、さらに演技の幅を広げている野沢雅子。一生現役で声優の仕事も続けるようなので、これからも益々の活躍に期待したいものなり。

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