プロ野球やメジャーで活躍、あの伊良部秀輝投手はいま。

2006/09/12 15:21 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


豪速球を武器に、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振と、パ・リーグのタイトルを総なめにしたロッテ時代、揉めに揉めた末に移籍したことで、ダーティなイメージを払拭できないまま強烈なバッシングにあったヤンキース時代、星野仙一監督のたっての希望を受けて日本球界に復帰、18年ぶりのリーグ優勝に貢献する「復活劇」を見せ、ファンからも愛された阪神時代……。類まれなる才能を持ちながらも、その風体や言動からたびたび誤解を招いた伊良部秀輝投手。「悪童」と呼ばれることもあったなりが、阪神時代のチームメイトの談を借りれば「すごく良いヤツ」で「面白いヤツ」らしいなりよ。決して人付き合いの下手な、無愛想な選手だった、というわけではないなりね。

伊良部投手は2004年のオフに阪神を退団。13勝を挙げた2003年から一変、2004年は3試合、11回2/3を投げて0勝2敗、防御率13.11という成績に終わったため、2年契約の途中ながら、球団側が違約金を支払うかたちで解雇(バイアウト方式)されたなりね。急に成績が下がった理由は、右ひざの故障が悪化していたために変化球のキレが無くなり、思うようなピッチングができなくなってしまったから。ただ、球団が解雇を決めた理由はそれだけではなく、けがの回復に向けて球団が用意したリハビリメニューを無視するなど、完全に球団をなめきった態度を取っていたことが大きな要因だったとも言われているなりよ。

阪神を退団後、伊良部投手は渡米してマイナーリーグ入りの道を模索していたなりが、これもなかなか上手くいかずに2005年に突入。当初は日本球界の復帰を目指してリハビリを行っていたものの、最終的には獲得に動く球団は現れず、8月に公式サイトを構えるBALLPLAYERS.JPを通じて引退宣言していたなりよ。日米通算106勝104敗27セーブ、防御率4.01、1687奪三振の成績を残して。

そんな伊良部投手なりが、引退後はいったい何をしているのか。コーチとしてどこかの球団に所属しているわけでも、解説者の道を歩んだわけでも、タレントに転向したわけでもなし。一部で「実業家に転身する」との報道が出たことがあったなりが、永住権を取得して現在は米国在住ということ以外、具体的にどのような事業を手がけているのかはあまり知られてはいないと思うなり。

実は伊良部投手、現在はロサンゼルスでうどん屋「SUPER UDON」を経営しているなりよ。伊良部投手がうどん……と、イメージが結びつかないかもしれないなりが、伊良部投手はうどんの本場・香川県の尽誠学園出身(故郷は尼崎)ということで、決してうどんと距離があるわけではないなりね。

「SUPER UDON」のホームページを見てみると、「Kamatama Udon, Our Special Sauce with Egg(釜玉うどん)」「Kitsune Udon, Fried Tofu(Age)(きつねうどん)」「Ribeye Udon, Beef and Moyashi(リブアイうどん。肉うどん)」といった、オーソドックスなメニューを提供しているようなり。気になるのはお味のほうなりが、実際に店を訪れた阪神時代のチームメイトの久慈照嘉選手は「すごく美味しかったよ!!」と感想をブログに綴っているなりよ。まあ友人同士らしいので甘い評価という可能性はあるなりが、サンケイスポーツによると「昼どきには行列もできる」ほど人気があるというなり。

プロ野球の大投手からうどん屋の経営へ。人生いろいろなりね。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.