2008年の大河ドラマ「篤姫」、宮崎あおいを最年少主役に抜擢。

2006/09/09 06:08 Written by コ○助

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現在放送中の「功名が辻」(主演:仲間由紀恵)に続き、来年は武田信玄の家臣・山本勘助を題材にした「風林火山」(主演:内野聖陽)の放送が決まっているNHKの大河ドラマ。まだ「風林火山」の放送が始まっていないどころか、「功名が辻」のストーリーも佳境手前の段階なのに気の早い話ではあるなりが、さらに先、再来年の題材は幕末の「大奥」を描いた「篤姫(あつひめ)」に決まっているなりよ。

「篤姫」は、2003年にフジテレビ系で放送されたドラマ「大奥」で菅野美穂が演じていた天璋院・篤子のこと。歴史の表舞台に大々的に出てくる名前ではないので、一般的にはそれほど知られた人物ではないなりが、どのような経歴の持ち主なのか、簡単にまとめておくなりね。

[篤姫とは]
・江戸幕府13代将軍の徳川家定の正室。
・薩摩藩主島津斉彬の養女。
・薩摩の武家、しかも分家から将軍の正室まで上り詰めた「シンデレラ」。
・大奥の総帥として女性たちを束ね、江戸城の無血開城にも大きな役割を担った。
・勝海舟と交流が深かった。

同じ天璋院・篤子の生き様を描いた作品とはいえ、全11話からなる「大奥」に比べ、50話近い長丁場となる大河ドラマ。それだけに、「篤姫」では、生い立ちから将軍の正室に上り詰めるまで、そしてどのような最後を遂げたのかといった、より細かい天璋院・篤子の生涯を追うことができそうなりよ。

そんな「篤姫」の主役に宮崎あおいを起用することが、8日に正式発表されたなり。宮崎あおいは現在放送中の連続テレビ小説「純情きらり」に主演するなど、NHKへの「貢献度」が高い女優ではあるなりが、大河ドラマ史上最年少の主役、そして「朝の連続テレビ小説のヒロインが大河ドラマで単独主人公を務めるのも初めて」(サンケイスポーツより)ということからも今回の人事が異例の抜擢であることは明らか。ひょっとすると、映画「NANA」の続編を降板したのは、このあたりの事情も絡んでいるのかもしれないなり。

今回の宮崎あおい起用の理由を、NHKの佐野元彦プロデューサーは次のように説明しているなり。

 篤姫の人生は、まさに波乱万丈でした。薩摩藩・分家の娘から、第13代将軍・家定の御台所となり、さらには将軍の代わりとなって、倒幕軍に江戸城を明け渡し、徳川時代に幕を下ろします。
 そんな「ジェットコースター的な人生」だったからこそ、歴史的事件の隙間隙間の日常の気持ちをきちっと表現してくれる方に、篤姫を演じていただきたいというのが私たちの願いでした。また、私たちは薩摩で過ごした青春の日々こそが、後に、篤姫を「覚悟」のある大きな人物に育て上げたと確信しています。南国・薩摩の空気を胸いっぱいに吸い込んできた若き日の篤姫の姿を、しっかり、かつ丁寧に描きたいと思っています。
 そんな私たちの思いをかなえてくれる女優さんに出会えました。宮崎あおいさんです。大河ドラマ最年少での主役となります。(放送開始時に22歳)
 さあ、2008年1月を楽しみにお待ち下さい。
NHKホームページより

「純情きらり」での主演、そして大河ドラマでの単独主役と、トップ女優への階段を駆け上っている宮崎あおい。これからの活躍がますます楽しみになってきたなり。

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