「職場でおやつ」男性の9割に、気分転換に一役。

2006/09/08 23:58 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


おやつ、間食というとかつては女性や子供のものという印象が強かったけど、最近は男性が職場で間食している風景も珍しいものではなくなった。職場に菓子を提供する「オフィスグリコ」のサービスを行っている江崎グリコが実際に調査したところ、男性の約9割がおやつを食べており、勤務中におやつを食べることについても9割以上が肯定的な印象を持っていることが分かった。ストレスを感じることが多い職場、おやつが気分転換に一役買っているようなのだ。

調査は、7月に首都圏に勤務する20〜50歳代の男性1000人と20〜30歳代の女性200人を対象に、インターネットを利用して行われた。

男性に対する調査で、職場でおやつを食べると答えた89.4%のうち、食べる頻度は「週2〜3回」が36.5%と最も多かったのだけれど、「週に4回以上」という人も3割近くにのぼっていた。よく食べる人の割合は20〜30歳代が6割前後と多く、50歳代では4割程度と、年齢が上がるほど食べる割合も頻度も下がっていたのだ。

食べ物の種類は、「チョコレート」が1位(62.2%)で、それに「せんべい」(49.1%)、「クッキー・ビスケット」(46.4%)が続いた。空腹と疲労が同時に癒されるチョコレートに人気が集まったことから、ストレスを感じている人がいかに多いかが分かるのだ。実際に、ストレスを感じることがあると答えた人は97.9%にものぼり、購入したいものとしても「ストレスが軽減できるおやつ」が5割を超えていた。また、「勤務中おやつを食べる」と回答した割合も、40歳代、30歳代、20歳代、50歳代の順で多く、ストレスを感じることの多い世代でおやつが多く食べられているようなのだ。

しかし、世代別でおやつを食べる人が最も少なかった50歳代がストレスを感じていないというわけではない。この世代は、職場でおやつを食べることに対して「みっともない」と感じている人が少なくないからなのだ。こうした質問に対して、全体では92%が「好感が持てる」または「気にならない・構わないと思う」と回答しているのだけれど、世代別では20歳代〜40歳代では9割を超えているのに、50歳代では86.4%にとどまっている。おやつの入手ルートについても、この世代では「主に同僚の女性などがくれるから」という回答が多かったことから、肯定していても積極的におやつを食べる人はあまり多くないようなのだ。

一方、女性に対する調査でも、9割が職場でおやつを食べることを肯定していた。男性が食べるおやつへの印象では、「ビジネスマンにふさわしいおやつ」としてタブレットが挙げられており、男性が最も多く食べているというチョコレートは、「食べていてかわいらしいと感じるおやつ」なのだそう。逆にみっともないと思うおやつとして、「スナック菓子」、「アイスクリーム・氷菓」、「ケーキ・シュークリームなど」、「プリン・ゼリー・ヨーグルト」などが挙げられていた。うーん、ぼくが会社に勤めていたころは、スナック菓子やせんべいをバリバリ食べて隣の女性上司の不評を買っていたなあ。

ストレスだけでなく、残業が日常化している昨今、家に帰って夕飯を食べる時間帯が遅くなってしまうため、職場での間食はもはや常識となっているのかもしれない。ぼくは「ソフトサラダ」というせんべいが大好きで、一時よく食べていたのだ。しかし、夕方になると1日1袋(個包装ではなく全体の1袋)食べ、帰ってからも夕飯をちゃんと取っていたために、3カ月足らずで5キロ以上も体重が増えてしまったのだ。いくら職場での間食が社会的に認められてきたとはいえ、食べすぎにはご注意を。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.