パリス・ヒルトン来日、デビュー・アルバムをアピール。

2006/08/23 22:17 Written by コジマ

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23日に世界同時発売したデビュー・アルバムのPRのため、米国で最も“ホット”なセレブであるパリス・ヒルトンが22日、東京・恵比寿にあるウェスティンホテル東京で来日会見を開いたのだ。30分の遅刻にもかかわらず華やかに登場し、“潜入”したギャルファンを抱擁しながら記念撮影に応じるなど、やや地味ではあったけどパリス・ヒルトンらしい会見となった。

10代の頃からモデルやタレントとして活躍し、映画出演、ブランドプロデュースなど、幅広く活躍しているパリス・ヒルトン。過激な発言や行動は常にメディアの注目の的なのだ。そんなパリス・ヒルトンが歌手デビューするとあって、詰めかけた報道陣はなんと300人。日本でも関心が高いことを示していたのだ。

歌手デビューは2004年から準備していたそうで、今回、全世界同時発売されたデビュー・アルバム『PARIS』は、プロデューサーにマリオやビヨンセ、ミッシー・エリオットらをプロデュースしたスコット・ストーチを迎え、ほかにもスティングやアシュリー・シンプソン、ブリトニー・スピアーズ、グリーン・デイ、グー・グー・ドールズなどのプロデュースを手がけた敏腕ソングライターたちをそろえるという強力な作品になっているのだ。

さて、注目の会見は、薄いピンクのワンピースにゴールドベルトといった姿で現れ、まずは写真撮影。お決まりの手を腰に当てるポーズは、さすがにビシッと決まっていたのだ。

「東京に来ることができてうれしく思っている」。そう切り出したパリス・ヒルトンは、「6歳から歌やピアノ、バイオリンをやっていたので、ずっと音楽活動をするのが夢だった」と、デビューの動機を語っている。

アルバムでは半数以上の曲でソングライティングに参加しているのだけれど、作品作りについては「自分の人生に基づいた作品にしたかった。歌詞は過去の友情のことや恋愛、楽しい思い出など、実体験がモチーフ」、「女の子が聴いて楽しめるように心がけた」としているのだ。また、プロデューサーのスコット・ストーチらは、自ら選んだのだそう。

今後の活動としては「音楽は最も情熱を注いでいるもの。すでに次の作品にも取りかかっているし、これからは音楽活動に専念したい」と語っている。ただ、この作品でエグゼクティブ・プロデューサーでもある彼女に対し、プロデューサーの視点から見たパリス・ヒルトンという女の子の魅力を聞かれた際には、「私はとても一生懸命働く人。世に出ている曲は穴埋め的な作品が多いなか、今回はすべて満足のいく曲を作ることができた」と、ちょっと的はずれな回答をする場面も。

美容に関する質問には「水をたくさん飲むこと。健康的な食生活や、ピラティスなどの運動もしているし、エステでの肌のお手入れも重要」と答え、彼女に憧れる女の子たちには「自分を信じることが大事。自分の夢や気持ちを信じて進み、常に自分を好きでいることを心がけている」とアドバイスをしている。男性用女性用香水や化粧品、ランジェリーの新商品も発売する予定だとか。

ギネスブックで「最も過大評価された人」として認定された件については、「私にとって大切なのはファン。メディアや批評かさまざまな意見が出るが、ファンがどう受け止めるかが大事」としている。この質問には、さすがに一瞬ムッとしていたのだ。

「今回の歌手デビューは決してチャレンジではない。アルバムを聴いてもらえば、私がいかに真剣かが分かるはず」
と語ったパリス・ヒルトン。YouTubeでは、彼女のコメントと共に先行シングル「スターズ・アー・ブラインド」のPVが公式配信されているので、気になる人はどーぞ。YouTubeでは、ブランドチャンネルの第1弾としてParis Hilton Channelを設置したのだ。

それにしても、30分の遅刻に一言も詫びなかったため、報道陣から「新人のクセに……」という不満の声が漏れていただけでなく、どうやって潜入したのか、どっからどう見てもライターでないギャル(自称・編集関係アルバイトだそう)にサインをあげたり抱き合ったり記念撮影に応じるなど、控えめながらもパリス・ヒルトンらしい記者会見だったのだ。



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