SUMMER SONIC 2006、東京会場1日目のレポート その1。

2006/08/18 12:33 Written by コジマ

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8月12〜13日に東京会場(千葉マリンスタジアム、幕張メッセなど)と大阪会場(WTCオープンエアスタジアム、インテックス大阪など)で行われたSUMMER SONIC 2006。東京会場の1日目に参加してきたので、レポートをお届けするのだ。

好天に恵まれたフジロックと打って変わって、雨に降られたサマソニ。朝の時点では降っていなかったのだけれど、降雨を予感させる空模様と湿気が立ちこめていたのだ。しかし、そこは屋内ステージの多いサマソニなだけに、たとえ嵐になっても濡れないですむのだ。

さて、のんびりとスタートしたフジロックと違い、ぼくのこの日の本命であるジョニー・ボーイのステージが午前11時から始まっていたので、時間を過ぎて会場へ到着したぼくらは、混雑するリストバンドの引き換えにイライラしながらも、急いで幕張メッセ内のマウンテンステージへと向かう。

マウンテンステージへ到着すると、午前中だというのにすごい数の観客が詰めかけていた。うむう、これほど人気があるとは思ってもみなかったのだ。もっと前で観たかったのに……。それでも、「ユー・アー・ザ・ジェネレーション・ザット・ボート・モア・シューズ・アンド・ゲット・ホワット・ユー・ディザーブ」を聴けたし、ダヴォもローリーもメチャクチャかっちょよかった。最後は、ラモーンズの「シーナはパンク・ロッカー」のカバーを演奏。ローリーの姿が曲にハマり過ぎ! バックスクリーンにピストルズやクラッシュの映像が流れてたし、パンクファンとしてはうれしい演出だったのだ。ただ、出演時間がたった30分だったので、あまり感動を味わうことができなかった。来年は午後にもっと長い時間出演して欲しいなあ。

ジョニー・ボーイのステージを見終わると、ビールを補給してすぐに同じマウンテンステージへととんぼ返り。こちらも注目の新人、65デイズオブスタティックが出演するのだ。モグワイを彷彿させる轟音インストゥルメンタル・バンドなのだけれど、ジョニー・ボーイをしのぐ観客数に驚いた。そんなに知名度高かったっけ? アルバムを初めて聴いたのが寒い季節だったためか、彼らの曲は冬を連想させられるのだ。コートのフードをかぶりながら、吹雪の森を耐えて歩くような。そのため夏に聴くことに違和感があったのだけれど、そんなぼくをよそに会場はどんどんヒートアップしていく。しかし、メンバーの体一杯で表現するライブには、鳥肌が立ちまくった。今年のベスト・アクトは彼らと言って差し支えないだろう。

ようやっと昼食にありつけるようになったぼくらは、表参道の人気店FUJIMAMASが出店していたので、野菜のカレーライスとFUJIMAMASU特製バーガーを購入。サイドショーメッセに出演していた猫ひろしのパフォーマンスを見ながら食べたのだ。フェス飯とは思えないほどのクオリティーの高さにびっくり。うーん、これは実店舗にも食べに行かなくては。

食事とビールで腹を満たしたぼくらは、マウンテンステージの逆側にあるソニックステージへと向かう。エル・プレジデンテを、いや、美人アジア系ドラマーのドーン・ツーを観に(笑)行ったのだ。とはいえ、いやいや、さすがにステージングは良かった。会場全体が手を挙げて左右に振るなど、とても一体感があったのだ。ヒット曲「ウィズ・アウト・ユー」や「ターン・ディス・シング・アラウンド」ではすごく盛り上がった。PVでロケ地にするほど日本が好きというだけあって、変幻自在の声を持つフロントマンのダンテはなかなか日本語が堪能。それも盛り上がる要因だったのではないだろうか。やっぱり日本語で話してくれるとうれしいよなあ。サングラスにヒゲ面でかなり怪しかったけど。で、肝心のドーンは、噂通りミニスカートに大股開きでドラムを叩いていたのだ。ぼくの周りでは、男女問わず「ドラムの子かわいい!」という声が聞こえてきた。

エル・プレジデンテのあとにソニックステージに出演する懐かしのカーディガンズをちょっと観てから、マウンテンステージのザ・ラプチャーを観ようと思ったのだけれど、同行していた友達に「どうしてもゼブラヘッドが観たい!」と頼まれたので、マリンスタジアムへと移動する。この日は1日メッセで完結すると思っていたのだけれど、せっかくサマソニに来たのだし。スタジアムへの移動手段は徒歩かシャトルバスが定番なのだけれど、今年はあえてランドローバーのトランスポートを利用。バスと違って必ず座れるというのが魅力なのだ。バスより待ち時間長かったけど。

移動中にぽつぽつと雨が降り始め、マリンスタジアムに着いた頃には土砂降り+雷へと天候が悪化。トランスポートはシャトルバスとは逆のアーバン・ダンスステージの前に到着するので、走ってスタジアム前のテントに入り雨宿り。レインコートを持ってなかったので、土砂降りの中を走る人たちをながめながら、「どうすんの!? どうすんの!?」とひたすら困っていたのだ。


つづく

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