着うたフルなど携帯電話の着信メロティーが大きな音楽市場になっているなか、インターネットコムらが行った携帯電話の音に関する調査によると、約4割がそのメロディーを補完するバイブレータ機能を常に設定している人が約4割にのぼったことが明らかになったのだ。

3日に同社らが行った調査によると、携帯電話の優良コンテンツ利用経験は着メロが64.4％にのぼっていた。これを受けて同社は、さらに着信音などに関する調査を実施したのだ。

調査は、18歳〜50歳代の携帯電話使用者300人（男女とも150人）を対象に行われた。それによると、着信音のボリューム設定は、「中程度」と答えた人が31.7％で最も多く、「最大ではないが大きめ」（18.3％）、「最大」（17.0％）が続いた。うーん、意外と着信音を大きく鳴るよう設定している人が多いのだ。ちなみに、音を消した「サイレント」に設定している人は17.7％だった。

また、ボタン操作音については、74.0％が「常にオフ」と回答。最近の機種では最初から「オフ」設定になっているものもあるけれど、初期設定で「オン」なっている場合が多いため、Japan.internet.comは「周囲に配慮している人が多い」との見解を述べている。最近は少なくなってきたけど、電車のなかでピコピコ音を立てて携帯電話をいじっている人は本当に耳障りなのだ。

携帯電話のバイブレータについては「常にオン」と回答した人が39.3％と最も多く、それに「マナーモードのときのみ」（32.3％）、「場面に応じて使用」（16.7％）が続いた。これに対して同サイトは「周囲が騒がしく、着信音が聞こえないような状況でも、バイブレータならば、着信を知ることができる」とし、「バイブレータの活躍の場は、マナーモードだけではないというわけだ」と結論している。

ぼくはほとんどの場合マナーモードに設定しているため、「マナーモードのときのみ」に該当しながらも、「常にオン」の状態にある。うーん、こういう人も周囲では少なくないため、カテゴリーの判断にバラつきが出た可能性もある。ぼくが回答者だったら、「マナーモードのときのみ」と答えていたかも。

最近は静かな環境でどでかい着信音を鳴らす人は減ってきたけど、机の上などに置いて「ブーンブーン」という音を立てている人が多いのだ。いくらバイブレータとはいえ、この音も結構迷惑。メモ帳や布製品の上に置いて、振動音をできるだけ減らすよう工夫が求められるのだ。