米ソニー、QWERTYキーボード搭載の携帯デバイス「mylo」を発表。

2006/08/09 04:04 Written by コ○助

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ウィルコムが「W-ZERO3」をヒットさせて以降、携帯デバイスにおけるキーボードの在り方として定着してきたスライド方式。超小型パソコン「OQO」や復活したソニーの「VAIO type U」などにも搭載された例はあるなりが、ヒット商品という意味では「W-ZERO3」がエポックメイキングになったのは間違いないなりよ。今年7月にはシャープが北米向けに「PV200」を、国内ではNTTドコモが法人向けにHigh Tech Computer(HTC)製端末「hTc Z」を発売するなど、新たなトレンドになりつつあるなりね。

そんな流れを受けて、ソニーが北米向けに一風変わった携帯デバイス「mylo」を発売することが明らかになったなり。「mylo」は小型のパソコンでも、携帯電話端末でも、PDAでもない「コミュニケーション端末」。IEEE 802.11bの無線LANを介してメッセンジャーやSkypeによるインターネット電話、Webブラウジングなどができる端末なりよ。どのような製品なのか、簡単にスペックをまとめておくなりね。

[mylo(ソニー製)]
・「mylo」は「my life online」の意味。
・2.4インチのカラー液晶(QVGA)を搭載。
・スライド式のQWERTYキーボードを搭載。
・「Google Talk」「Skype」「Yahoo! Messenger」の3種のインスタントメッセンジャーに対応。
・フルブラウザ「Opera」を搭載。
・MP3、ATRAC、WMAの音楽再生機能を搭載。
・MPEG-4の動画再生機能を搭載。
・JPEG、PNG、BMP対応のフォトビューワを搭載。
・マイク&ヘッドホン端子を搭載。
・1GBのフラッシュメモリを内蔵。
・外部メモリはメモリースティックDuo。
・本体色はホワイトとブラック。
・価格は350ドル。

ポップなデザインを採用しているため、パッと見はまるでゲーム機のよう。できることは多彩なりが、これだけの機能が揃いながら、なぜかメール機能に関してはプレスリリースに記述がないなりよ。せっかく長文が打ちやすいQWERTYキーボードを搭載しているのに、ちょっともったいない感じがするなり。まあここら辺はショートメッセージのやり取りが主流の北米ならではの仕様と言えるかもしれないなりね。

携帯電話やPHSによる通信機能を搭載していない「mylo」は、日本では「中途半端な製品」と評価されてしまいそう。そのため国内での販売はない可能性が高いなりが、デジタルデバイス好きの興味を引く携帯端末なのは間違いないなりね。海外にはこういった、一風変わった端末もあるということで。

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