米テキサス州の高校、胸の谷間を見せる洋服はご法度。

2006/08/06 13:26 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール真木が中学校になるかならないかの頃、たしか全国的に中学校の「校内暴力」が問題になってきた時期。その影響で中学入学直後に待っていたのは、新しく決められたものすごく厳しい校則でしたっけねぇ。制服はもちろんのこと、一番辛かったのが「男子は五分刈り以下、女子は肩に届かないまでのショート・ヘアで前髪は眉毛上」という髪型に関する規則。中学生なんてそろそろお洒落したい時期じゃないですか、ないですか!? それなのに、私たちが一体なにをしたっていうのよぉ(涙)、と3年間耐えに耐えたことを覚えております。

こういう厳しい校則って日本にいまだにあるんでしょうか?

さてアメリカではカトリック系の学校を除いては、ほとんどの学校で制服がないのが普通。なので服装も大体が自由になっています。かといって、服装に対する決まり、いわゆる「ドレス・コード」が全然ないワケではありません。例えば長女の通う小学校では体育の時間にいちいち着替えるということがない為、生徒は「動きやすい格好で登校すること」と決められています。あと動いた時に下着が見えないよう、「スカートをはく場合は下にショート・パンツを重ねてはくこと」という校則もありました。

さてその学校でのドレス・コードに関するニュースなのですが、テキサス州のアーリントン・インディペンデントという学区では、今年度から珍しい校則が決められたそうです。なんでもこの学区の高校では今後「胸の谷間が見える服装は認められない。ローカットのブラウスやタンクトップ、セーター、etc. の着用は禁止とする」とのこと。

以前からこの学区では、多くの男子生徒が授業中に教師の話に注目する代わりに、女生徒の胸元に視線を走らせていることが問題視されていたそうです。まあ思春期の少年ですからねぇ。モヤモヤする気持ちもわからんワケじゃないんですが(笑)。なにはともあれ、この新校則は学校側も保護者側からも歓迎されているそうです。

ただし生徒の間では賛否両論で、とある女生徒は「これから洋服を買う時に、サイズやデザイン以外にも、さらに胸元の開き具合をチェックしなきゃいけないなんて、本当に大変だわ!」と嘆いているんだとか。

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