英国人が“イラつく”ものランキング、ジェイムス・ブラントが上位に。

2006/08/02 22:02 Written by コジマ

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英国の飲料メーカーLactofreeが「英国人がイラつくもの(UK's Most Irritating Things )」の調査を行ったところ、個人名がほとんど挙がっていないなか、英国のシンガー・ソング・ライターのジェイムス・ブラントが4位にランクされたのだ。ほかにも、リアリティ番組「Big Brother」に出演して知名度が上がったジ・オーディナリー・ボーイズのフロントマン、プレストンが8位に入った。

調査は、18歳以上の英国人2059人を対象に行われた。それによると、1位は「訪問・電話セールス」、2位は「キャンプ生活者」、3位は「列を無視する人」で、4位のジェイムス・ブラントは、5位の「違法駐車監視員」より“イラつく”とされてしまったのだ。ジェイムス・ブラントは、デビュー・アルバム『バック・トゥ・ベッドラム』が世界で400万枚以上を売り上げている、注目のシンガー・ソング・ライター。なぜそんなに英国人をイラつかせているのか。

その理由は、どこへ行っても彼の曲がかかっていること。あまりにもヘビーローテーションでかかるため、5月には英エセックスのFM局がリスナーの要望を反映して放送中止にする事態に。また、その甘いルックスと楽曲がおもに男性から嫌われており、特にロックファンからは総スカンを食らっている。

こうした否定派に対し、ジェイムス・ブラントは2部門を受賞したアイヴォ・ノヴェロ賞のスピーチで「僕の音楽を好きじゃないろくでなし達へ、君たちは大人だ。ラジオのスイッチを消せるだろ。僕自身は聴く必要はない。自分が歌ってるんだからね。それに、女の子とうまくやれるわけさ」(BARKSより)とコメント。こうした態度もさらに反感を買うことになったようなのだ。それにしても、「違法駐車監視員」だけでなく、「携帯電話で大声で話す人」(13位)や「無礼な店員」(23位)、「犬のフンを踏むこと」(26位)よりも“イラつく”とは、よっぽど嫌われているようなのだ。

一方、同じミュージシャンで8位に入ったプレストンは、「Big Brother」に出演した際の態度が、おもに女性の反感を買っているようなのだ。「Big Brother」は11〜15人で一軒家に共同生活を送る男女の姿を追うリアリティ番組。プレストンは、この番組でルームメイトとなったパリス・ヒルトン似のシャンテルと番組を超えて親密に。しかし、プレストンにはカミールというフランス人の彼女がいたのだ。

番組終了後、サンデー・ミラー紙に「カミールを愛しているけど、シャンテルのことも愛しているんだ」と語っていたプレストン。責任を取る形でカミールと婚約したものの5日で解消、その2カ月後にシャンテルと婚約、婚約指輪を使い回すなど、たった数カ月間で女性の怒りを買いまくるような行動を続けていたのだ。まあ、アール・グレイ元首相(紅茶のアール・グレイの元となった人)の曾々孫というお坊ちゃんなので、仕方ないといえば仕方ないんだけど。

☆英国人がイラつくもの(トップ10)
1. 訪問・電話セールス
2. キャンプ生活者
3. 列を無視する人
4. ジェイムス・ブラント
5. 違法駐車監視員
6. 車間距離を十分開けずについてくる車
7. おべっか使い
8. プレストン
9. 元喫煙者
10. 騒々しい隣人

これ以降、12位「司会者のキャロル・ヴォーダーマン」、13位「携帯電話で大声で話す人」、14位「ビーチサンダルを履いた男性」、15位「紙で手を切ること」、23位「無礼な店員」、24位「肩越しにのぞき見する人」、26位「犬のフンを踏むこと」、28位「音を立てて食べる人」、33位「携帯電話の最新着信メロディー」、46位「米国人」などが挙げられている。

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