酸素入りのミネラルウォーターが人気、でも飲むとどうなる?

2006/08/02 16:25 Written by コ○助

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最近、コンビニなどでよく見かけるようになった酸素入りのミネラルウォーター。酸素バーや酸素缶など、空前(?)の「酸素ブーム」に乗る形で各メーカーから相次ぎ投入されている製品なりよね。モノによって若干の違いはあるなりが、基本的には「一般的な水の○倍の酸素を含有」しているのがウリ。酸素が多いと何が良いのかはよく分からないまま、「なんだか良さそう」という雰囲気で購入している人も少なくないと思うなりよ。

コ○助も、実はそんな「雰囲気購入派」のひとり。特にミネラルウォーターにこだわりがあるわけではないので、普段買っている「ボルヴィック」から気分を変えて、「なんだか良さそう」な雰囲気のアサヒ飲料の「酸素水」を購入することが増えているなりね。一応、「酸素水」の特徴を簡単にまとめておくなり。

・ろ過を重ねて磨かれた水に、一般的な水の約5倍の酸素をプラス。
・一般的な水は常温で約8ppmの酸素を含む。酸素水は40ppm。

ということで、事実としての「酸素5倍」は大々的に謳っているなりが、それを飲むことで具体的にどのような効能・効果があるかは、説明がないので分からず。中には「痩せる」を謳っているサントリーの「酸素Diet」(これはミネラルウォーターではなく、スポーツドリンクなりが)のような製品もあるなりが、基本的に酸素入りミネラルウォーターは「酸素水」同様、「酸素が入っているからどうなる」という部分はゴニョゴニョといった感じで、「スッキリする」などの気分的な説明に止まるものがほとんどなりね。

では、科学的には酸素入りミネラルウォーターは、摂取することにどれほどの意味があるのか。そのあたりをまとめた記事が朝日新聞に出ているなりよ。記事によれば、酸素入りのミネラルウォーターを摂取することで、「ウサギの実験で酸素が腸管から吸収された」「筋肉疲労の目安となる乳酸値が下がった」という報告はある模様。また、「酸素が水に溶けたまま腸に届けば、腸から吸収されて酸素の運び屋ヘモグロビンと結びつくことはあり得る」そうなり。

ただ、酸素入りミネラルウォーターに含まれる酸素の量は30〜40ppmと、一般的な水よりははるかに多いものの、これは成人男性が1回の呼吸で肺に送り込む酸素量の約4分の1〜5分の1程度の量。目に見える「何か」が起きるには、ずいぶんと少ない量のようなりよ。そう考えると、やはり酸素入りミネラルウォーターに過度の期待をするのはよろしくなさそうなりね。

とはいえ、個人的な感覚では、酸素入りミネラルウォーターを寝起きに飲むと、スッキリと目が覚めた気分になるなりよ。単なる思い込みだとは思うなりが、それでスッキリできるなら安いもの。コ○助はこれからも酸素入りミネラルウォーター、飲み続けるなりよ!

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