難しい半熟卵も簡単に、英国でゆで加減を表示する卵発売。

2006/08/01 23:59 Written by コジマ

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そうめんやぶっかけうどんが美味しいこの季節、ぼくにとってこの中に入れる半熟卵は欠かせないものなのだ。しかし、ゆで卵を好みの固さにするにはどのくらいゆでればよいか、非常に悩むところ。固ゆでが好きな人なら5分以上火にかけていればよいのだけれど、半熟となると少しの時間差で普通のゆで卵になってしまう。そんななか、英国でゆで加減が表示される卵が発売されるのだ。

この卵はどれも同じ生卵なのだけれど、「ソフト」「ミディアム」「ハード」の3種類があり、まず好みの固さのものを選ぶ。そして、火にかけて一定時間が経つと、あらあら不思議、ゆで上がりを知らせるマークが浮き出てくるのだ。これは、殻に一定の温度に達してからそれぞれの時間が経つと浮き出る特殊塗料が印刷されているためで、沸騰するまで見守らずに済むので、非常に便利なのだ。

英国でも卵のゆで時間にはみんなかなり頭を悩ませているようで、この卵を開発した英国の鶏卵生産団体は、そうした消費者の要望から開発に踏み切ったようなのだ。価格は通常の卵とほぼ同じとのこと。日経新聞の記事にある写真を見ると、英国らしいなかなかかっちょいいデザイン。これはぜひとも日本でも発売してほしいのだ。

ちなみに、たまご博物館というサイトでは、卵に関するさまざまな情報が掲載されているのだけれど、ゆでたまごを上手に作る方法を伝授しているのだ。それによると、
<基礎6カ条>
・冷蔵庫から鍋へ直行させないこと。たまごを室温にもどしてから調理する。急ぐときは、水に浸して水温にする。(たまごが割れるのを防ぐため)
・水はたまごがかぶる程度に入れる。
・沸騰するまでは、時々、箸でかき混ぜる。こうすることにより黄身が真ん中になり、きれいな仕上がりとなる。
・沸騰後は、ぐらぐらを保つ中火にする。
・ゆで過ぎないこと。
・ゆで終わったら、すぐ水に入れて冷やす。こうすることにより、黄身の表面が緑黄色に変色するのが防げる。
<上級2カ条>
・新鮮なたまごは、ゆでると「うす皮」がむきにくくなるので、産卵後、1週間くらいのものがよい。
・ゆでるときに塩を少々(小さじ1)入れる。こうすると、万一、卵が割れても白身の流出が少しは防げるそうです。(酢少量を入れても同様の効果があります)
となっている。うーん、冷蔵庫から直行がダメとは知らなかったのだ。しかも、新鮮な卵がゆで卵に向いていないとは……。

ゆで時間に関しては、
・白身はやわらか、黄味はトロッの「やわらかたまご」:沸騰してからのゆで時間3分。
・黄身の中央が濃い黄色の「半熟たまご」:沸騰してからのゆで時間 5分。
・黄身も白身もしっとり固まった「固ゆでたまご」:沸騰してからのゆで時間8分。
としている。

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