広島の黒田博樹投手にメジャー11球団が興味、日米争奪戦へ。

2006/07/20 14:10 Written by コ○助

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毎年、シーズンオフになると選手の移籍の話題で持ちきりになる野球界なりが、今年の目玉は何と言っても西武の松坂大輔投手。長年に渡って西武の、そして球界のエースとして活躍を続ける松坂投手は、まだFA権を取得していないものの、いよいよポスティングシステムによるメジャー移籍が実現するのではないかと見られているなりよ。ヤンキースが松坂投手の横浜高校時代の先輩かつ西武のチームメイトであった紀田彰一氏とスカウト契約を交わすなど、水面下では松坂投手獲得に向けた動きがヒートアップしてきているなりね。

そんな今オフの選手異動で、もう一つの目玉になりそうなのが広島のエース、黒田博樹投手。5月31日にFA権を取得した黒田投手は「入団から一度も優勝経験がないことに不満を抱いているとの情報もある」(スポーツ報知より)ほか、かねてから「ほかの球団の評価を聞いてみたい」とこぼしているとも伝えられており、広島への残留は当然視野に入れながらも、FA権の行使自体は確実に行うと見られているなりね。

獲得に向けた調査を始めた球団として、これまで阪神や巨人の名前がたびたび上がっているほか、頑なに「FA権を行使した選手の引き留めはしない」という姿勢を貫いてきた広島も、エース流出危機に態度を軟化。球団初の「FA残留」も視野に入れ始めていると言われているなり。広島はこれまでエース左腕の川口和久投手(1994年、→巨人)、看板打者の江藤智内野手(1999年、→巨人)、金本知憲外野手(2002年、→阪神)をFAで他球団に流出させているなりが、これらの名選手ですら引き留めなかったことを考えると、いかに広島が黒田投手を高く評価しているのかがうかがえるなりよね。

でも、黒田投手を狙うのは国内の球団だけではなかったようなり。デイリースポーツによると、現段階で黒田投手に興味を示しているメジャーの球団は11球団。ロイヤルズとレッズは8月以降に調査担当を派遣する予定で、メッツとドジャースも派遣を検討しているのだとか。特に熱心な姿勢を見せているのがア・リーグ中地区で最下位に甘んじているロイヤルズで、先発でも、中継ぎでも働くことができる黒田投手はノドから手が出るほど欲しい人材のようなりよ。

黒田投手はまだシーズン中ということもあり、FA権の行使については言及を避けているなり。それほどメジャー志向が強いという話も聞かないし、仮にメジャーから正式なオファーが来たとしても諸手を上げて歓迎というわけではなさそうなりが、日米の複数球団による争奪戦に発展するのはほぼ間違いないなりね。

☆黒田博樹投手の通算成績
1997年 広 島 23試合、6勝9敗0セーブ、防御率4.40
1998年 広 島 18試合、1勝4敗0セーブ、防御率6.60
1999年 広 島 21試合、5勝8敗0セーブ、防御率6.78
2000年 広 島 29試合、9勝6敗0セーブ、防御率4.31
2001年 広 島 27試合、12勝8敗0セーブ、防御率3.03
2002年 広 島 23試合、10勝10敗0セーブ、防御率3.67
2003年 広 島 28試合、13勝9敗0セーブ、防御率3.11
2004年 広 島 21試合、7勝9敗0セーブ、防御率4.65
2005年 広 島 29試合、15勝12敗0セーブ、防御率3.17

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