ウィルコムとシャープの担当者が語る「W-ZERO3[es]」のこだわり。

2006/07/14 16:38 Written by コ○助

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特徴であるスライド式のQWERTY配列キーをそのままに、昨年末に発売されたヒット端末「W-ZERO3」を小型化させた「W-ZERO3[es]」。7月4日に発表されて以来、ネットのニュースサイトやブログなどで絶賛の言葉が相次ぎ、「W-ZERO3」以上のヒットが期待されているなりが、この端末を開発したシャープと、ウィルコムの担当者がこだわりを語ったインタビューが日経パソコンに掲載されているなりよ。「W-ZERO3」はサイズや価格の問題などで購入を見送っても、「W-ZERO3[es]」は買わないわけにはいかないかも……という人も少なくないはずなので、簡単に要点をまとめておくなりね。

・「W-ZERO3」を発売後すぐに「W-ZERO3[es]」の開発に着手。
・シャープは2006年秋を発売時期に設定していたが、ウィルコムが夏のボーナス商戦に間に合わせるために7月を主張。最終的にはシャープが折れた。
・「W-ZERO3」は15万台売れたが、50万台は売れない。50万台売るためには電話機能を強化したモデルが必要だった。
・シャープの2.8型でVGA表示ができるモバイルASV(Advanced Super View)液晶パネルは「W-ZERO3[es]」のためにスケジュールを前倒しして開発。
・当初からQWERTY配列のキーボードとVGAの液晶などは必須だと考えていた。
・新たに搭載された「W-ZERO3メール」はZaurusに搭載していたメールソフトを基に開発。
・今後は「W-ZERO3[es]」をさらに小さく、薄くした製品の開発に取り組む。

「W-ZERO3」は本格的なスマートフォンとして称賛されたものの、大きさはPDAそのもの。コ○助の周囲にはモバイル機器に関心が高い人が多いため、「W-ZERO3」を購入した人がたくさんいるなりが、やはり皆が口を揃えて言うのは「通話がしづらい」「通話するのが少し恥ずかしい」というもの。この辺りへのユーザーからの改善要望はウィルコムにも多数届けられたため、ウィルコムはもっと音声通話を重視した端末の開発が急務であると痛感したようなりよ。

発表会の席でもウィルコムの八剱洋一郎社長は、その開発スピードの速さを称えて「esを開発できたのはシャープだからこそ」という趣旨の発言をしていたなりが、普通に考えたら8か月程度かかる開発を半年で完了させたこと、「W-ZERO3[es]」のために、まだ製品化されていなかった液晶パネルを完成させたことなど、シャープの開発力だからこそできた製品と言っても過言ではなさそうなりよ。

さて、こうして発表された「W-ZERO3[es]」は、今日14日から店頭予約がスタート。東京・有楽町のビックカメラ有楽町店には開店前から170人もの行列ができるなど、携帯電話・PHS端末としては異例の注目を集めているなりね。27日の発売日が待ち遠しいなり。

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