16GBフラッシュメモリの「VAIO type U」は約21万円から。

2006/06/27 15:56 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


今年5月に発表され、「Intel製CPU搭載のWindows XP対応PCでは世界最小・最軽量」を謳うモバイルPCとして話題をさらった「VAIO type U」。スライド式のキーボードを搭載したそのデザインや、マイクロソフトやインテルが提唱する「Ultra Mobile PC」(Origami)とは異なる「小さなパソコン」の方向性を打ち出したソニーの姿勢には称賛の声が相次いだなりよね。その後、ソニーのショールームや小売店の店頭で実機に触れた人からは「思ったよりも厚ぼったい」「キーボードが打ちにくすぎる」などの厳しい批判が出ているものの、用途によっては十分に活躍してくれそうな製品ということもあり、まだまだ高い人気を誇っているなりよ。

「VAIO type U」は30GBのHDDを搭載したモデルと、16GBのフラッシュメモリを搭載したモデルの2機種が発表されたなりが、16GBフラッシュメモリのモデルは価格や発売時期に関しては「未定」だったなりね。フラッシュメモリは「iPod nano」などの携帯音楽プレーヤーでの需要増によって急激に価格が下がっているとはいえ、16GBにもなるとそれなりの価格になるのでは? との懸念が出ていたなりが、ようやく27日にそのベールを脱いだなりよ。正式に発表された価格は209800円から。HDDモデルが17万円前後なので、それほど「高い」というわけではないレベルに落ち着いているなりね。

それでは簡単に、「VAIO type U」のフラッシュメモリモデル「ゼロスピンドルモデル」の特徴やスペックをまとめておくなり。

[VAIO type U ゼロスピンドルモデル]
・Intel製CPU搭載のWindows XP対応PCとしては世界最小・最軽量。
・ワンセグチューナーを搭載。
・CPUはIntel Core Solo U1300(1.06GHz)を搭載。
・メモリは512Mバイト(増設は不可)を搭載。
・HDDはなし。代わりに16GBのフラッシュメモリを搭載。
・液晶は4.5インチ、抵抗膜方式タッチパネルを搭載。
・解像度は1024×600ドット。
・31万画素Webカメラと131万画素Webカメラのデュアルカメラ搭載。
・IEEE802.11a/g/bに準拠。
・Bluetooth 2.0に対応。
・付属アダプタ経由で100BASE-TX/10BASE-Tに接続可能。
・USB 2.0ポート×1を搭載。
・指紋認証機能を搭載。
・OSはWindows XP Home Edition(SP2)。
・外部メモリはメモリースティックデュオ、コンパクトフラッシュ。
・バッテリ駆動時間は最大約4時間(HDDモデルよりも30分延長)。
・重量は約492グラム(HDDモデルよりも27グラム軽量)。
・価格は209800円から。
・発売は7月3日13時から。

気になるのは、HDDからフラッシュメモリに置き換わることで、ユーザーがどの程度のメリットを享受することができるか、ということ。インプレスによると、「OSの起動はHDD搭載モデル63秒に対しゼロスピンドルモデル43秒、アプリケーションの起動は地図ソフト「プロアトラス2006 for VAIO」で比較した場合、17秒に対し5.6秒と大幅に高速化」しているようで、普通のHDDを搭載したパソコンと比べても、はっきりとスピードを体感することができそうなりよ。

フラッシュメモリはHDDのように駆動部分がないので、省電力化にも貢献。また、衝撃に対しても強いのが持ち味なので、単にスピードを追い求めるのではなく、タフな環境で利用したいユーザーにもメリットは大きそうなりね。

小売店の店頭での発売予定は今のところなく、ソニーのウェブサイトでの直販専用モデルとなっているので、欲しい人は7月3日13時からのエントリーに申し込むべし。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.