全米が注目した「ジョン・ベネちゃん殺人事件」の母親が死去。

2006/06/25 23:43 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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近年アメリカの未解決事件としても代表的なものとして、日本でもご存知の方が多いと思われる「ジョン・ベネ殺人事件」。これはコロラド州ボルダーで、当時6歳のジョン・ベネ・ラムジーという少女が、1996年のクリスマスの翌朝に姿を消したことから始まります。彼女の自宅の階段に誘拐犯からと思われる脅迫状が残されており、それを見つけた家族があわてて警察に連絡。家中の捜索をした結果、地下室で息絶えていたジョン・ベネちゃんが発見されたのです。全米メディアはジョン・ベネちゃんが生前ビューティ・コンテストで数々の賞を取ったほどの美少女であったため、事件に注目。多くの報道がされました。

しかし事件はその後、100人にも上る容疑者が挙がっていたものの、結局真犯人の手がかりはつかめないまま迷宮入りとなってしまいます。事件から9ヵ月後には彼女と同じダンス・スクールに通っていた女の子の自宅に何者かが侵入し、性的いたずらをしたとして、2つの事件の関連性も取りざたされましたが結局捜査は行き詰ってしまったようですね。

さてこの事件の渦中にいたのが、いわずとしれたラムジー家。自宅で遺体が発見されたことや、警察に対する捜査協力に誠意が見られないなどのことから、事件発生当時からジョン・ベネちゃんの両親や兄が真犯人なのではないか?と憶測が流れていました。警察も1度は容疑者リストに家族を加えたことがあるそうです(その後撤回)。真相はもちろん闇の中ですが、もしこれが事実でないのなら家族としては愛する娘を失った上に、犯人呼ばわりされてこれ以上辛いことはなかったでしょう。

そして先日ラムジー家にまた悲しい事件が。ジョン・ベネの母親であるパッツィーさんが卵巣ガンでお亡くなりになったとのこと。1993年に初めてガンと診断され、その後回復したのですが、2002年に再発してしまったそうです。不幸は続いてしまったのですねぇ……。

ご冥福をお祈りいたします。

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