サッカー日本代表、ジーコ監督の次はイビチャ・オシム氏が就任へ。

2006/06/25 10:14 Written by コ○助

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W杯ドイツ大会ではこれといった見せ場もなく、2敗1分けの「惨敗」に終わり、4年間の活動に幕を閉じたジーコ・ジャパン。規律を重んじるタイプのトルシエ監督から一転、選手の個々の判断を大切にするタイプのジーコ監督に委ねられた日本代表は、最も結果を出すべき場所で思うような成績を残すことができなかったなりよね。前回の日韓W杯からの4年間を否定しないためにも、今後に繋がる光明のようなものは見せて欲しかったなりが、思うように世代交代も進んでおらず、あまりそれも見えてきていないのが現状なりよ。次のW杯南アフリカ大会までの4年間。日本代表の課題は山積みなり。

ジーコ監督は今回のW杯をもって退任するのは既定路線。日本協会はすでに水面下では次期監督として白羽の矢を立てた数人に監督就任の打診をしていたなりね。これまで名前が挙がっていたのはプレミアリーグの名門・アーセナルのアーセン・ベンゲル監督、1998年のW杯でフランスを優勝に導いた名将エメ・ジャケ氏、フランスリーグの強豪・リヨンのジェラール・ウリエ監督などなど。ただ、いずれも契約の問題や、そもそも日本代表の監督に興味がないなどの理由で固辞されており、スポーツ各紙の次期監督をめぐる報道はバラバラといった感じだったなりね。

ところが、24日にドイツから帰国した日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンが、成田市内で行われた記者会見で大失言。次期監督として交渉を進めている人物の名前をポロリと言ってしまったなりね。その名はイビチャ・オシム氏。弱小クラブだったジェフ千葉を優勝争いの常連クラブへと立て直した、ユーゴスラビア出身の名監督なりよ。以前からサッカーファンの間では、その育成手腕や采配を評価する声が高く、日本のサッカーを熟知していることも大きなプラスと言えるなりね。

オシム氏は1941年生まれの65歳。現役時代はW杯とは無縁だったなりが、1986年にユーゴスラビアの代表監督に就任後、日本でもおなじみの「ピクシー」ことドラガン・ストイコビッチ選手を中心としたチームを構成し、1990年のW杯イタリア大会でベスト8に進出した実績を持つなり。その後はギリシャやオーストリアのクラブを歴任、2003年からジェフ千葉(当時はジェフ市原)の指揮を執っているなりね。

まだ正式なオファーを出していない段階の「発表」となってしまったので、ひょっとするとオシム氏やジェフ千葉側が態度を硬化させる可能性は否定できないなりが、スポーツ各紙はすでにオシム氏が代表監督に就任した場合には、ストイコビッチ氏の入閣も有力と報道するなど、「オシム・ジャパン」に期待を膨らませているなりよ。

順調にいけば7月には「オシム・ジャパン」が発足。フル代表はオシム氏、五輪代表は前アルビレックス新潟監督の反町康治氏の体制が固まることになるなりね。オシム氏とジェフ千葉がどのような回答をするのか、注目しておきたいなり。

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