けが人続出の巨人、元阪神のジョージ・アリアス内野手を獲得へ。

2006/06/24 13:23 Written by コ○助

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左肩痛の高橋由伸外野手や右手親指はく離骨折の小久保裕紀内野手、右手親指打撲の阿部慎之助捕手など、主軸となるべき選手が続々とけがで離脱している巨人。「選手層の厚さは随一」と謳われた面影はなく、開幕から猛ダッシュを決めて最大14もあった貯金は、交流戦での敗戦に次ぐ敗戦で1まで減少。リーグ戦が再開された23日の中日戦に敗れ、ついにBクラスに転落してしまったなりよ。主軸選手の離脱だけが失速の原因ではないなりが、チャンスを与えられた期待された若手も思うように伸びず、もがき苦しむ状態が続いているなりね。

チーム状態が悪く、内部から新戦力が現れないのであれば、外部から救世主を調達する。これは当然の補強の流れなりが、巨人が救世主として白羽の矢を立てているのは、なんと阪神を2004年オフに解雇され、現在はメキシカンリーグでプレーしているジョージ・アリアス内野手だと、中日スポーツが報じているなりよ。アリアス選手はオリックス時代から東京ドームとの相性が非常に良いこともあり、阪神を解雇される以前から巨人が興味を持っていた伏線があったなりが、日本球界を去って1年半が経ってから再びその名前を目にすることになるとは。

アリアス選手は2000年にオリックスに入団。1年目に打率.250、26本塁打、61打点とやや日本の野球に戸惑っていた感もあったなりが、2年目にその才能が開花。打率.262、38本塁打、97打点の成績を残して優れた助っ人であることをアピールしたなりが、オリックスとの契約交渉がもつれ、阪神がその間隙を付いて強奪。この時の阪神の動きはファンの間でも賛否両論だったなりが、結果としては阪神に移籍した2002年に打率.258、32本塁打、82打点、2003年に打率.265、38本塁打、107打点の成績で、2003年には優勝にも大きな貢献をしたなりね。ちなみに2003年にはベストナインとゴールデングラブ賞を受賞しているなり。

解雇された2004年のシーズンは打率.272、25本塁打、84打点。成績だけを見れば及第点と言えるなりが、岡田監督は常々アリアス選手の「勝負弱さ」や「好不調の波が大きい」点に苦言を呈していたほか、この年のオフには横浜の大砲、タイロン・ウッズ内野手の争奪戦に参戦することが決定していた(結果は中日入り)ため、解雇されてしまったなりよ。愛すべきキャラクターの選手だったので、解雇が決まったときには悲しみに暮れるファンも少なくなかったなりね。

帰国後の2005年シーズンはナショナルズに所属していたなりが、4月には早々に解雇されてしまい、以降はメキシカン・リーグのティファナ・コルツでプレー。けがをしたわけでも、引退状態だったわけでもないので、ブランクはなし。もし、巨人が正式に獲得に動けば、大好きな東京ドームで好成績を残す可能性は十分にありそうなりよ。果たしてアリアス選手は再び日本の地を踏むことになるのか。選手獲得期限は6月30日。向こう1週間、巨人の動向から目が離せないなり。

☆ジョージ・アリアス内野手の通算成績
2000年 打率.250、26本塁打、61打点(オリックス)
2001年 打率.262、38本塁打、97打点(オリックス)
2002年 打率.258、32本塁打、82打点(阪神)
2003年 打率.265、38本塁打、107打点(阪神)
2004年 打率.272、25本塁打、84打点(阪神)

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