ドーナツ早食い王者の警察官、当分は「もう食べたくない!」

2006/06/16 23:05 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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先日「笑いのツボ」がとてもウォール真木と似ている友人から、バカリズムという芸人の「トツギーノ」というコントを教えてもらいました。これ、「Mr. & Mrs. スミス」のDVDのコマーシャルにも使われていたのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、いわゆるフリップ(紙芝居)芸の一種でした。展開にストーリー性はまるでナシ。しかし強引に持っていく理解不能さ、ワケの判らなさが逆に面白いという斬新なネタでウォール真木は腹筋を痛めるほど笑い転げたのでございます。その後もヒマさえあれば何度も観ているのですが、あまりにも理解不明な笑いなので、ウォール家の娘たちがそのたびに、「なんでお家を飛び出してからお嫁になるのー?」と母親を質問攻めにするのが困りものです(笑)。

さて、その「トツギーノ」に似たフリップ使用のコントを、以前アメリカでも目にしたことがあります。これは1コマ漫画でバンド名を連想させるというネタで、例えば「U2」では2人の妊婦さんがお互いのお腹を指差しながら "You too?" (「あら、アナタも?」) と言っている絵。そして一番面白かったのが「ポリス」を表現した漫画です。ドーナツを持っている手のみが描かれたモノだったんですが、「ポリスマン=ドーナツ好き」というアメリカの典型的なステレオタイプによって、すぐに判る一発ギャグでございました。

前置きが長くなりましたが(笑)、ようするにアレです。アメリカでは本当に警察官のおやつといえばドーナツという印象が強いのです。なんでもそのイメージをこれまた強調するようなドーナツ早食いを競う行事が、警察の年間行事としてあるんだそう。その「早食い世界王者コンテスト」で、見事優勝したのがウィスコンシン州のハワード・ソーヤーズ警官です。

なんでも彼は3分間に13個のドーナツを平らげて優勝。賞品として ストリートサバイバル訓練セミナーの無料受講と拳銃が送られたそうです。ただしソーヤーズさん、コンテストが終わってからというもの、食べ過ぎの反動でドーナツがどうしても食べられなくなり当面は「ドーナツ断ち」する意向だとか。

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