ネットの調子が悪い? 光ファイバー環境に思わぬ「天敵」。

2006/06/13 14:12 Written by コ○助

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先日総務省から発表された「ブロードバンドサービス等の契約数」統計によると、今年3月末時点で光ファイバーの契約数が546万となり、初めて500万の大台を突破。ADSLなどを含めたブロードバンド契約数が2330万なので、ブロードバンド環境を導入している人の約23%が光ファイバーを利用していることになるなりね。特に今年は好調なようで、平成16年7月〜9月期から6期連続で契約数が増加を続けていることに加え、1〜3月の純増数が過去最高の82万となっているなりよ。

こうした光ファイバーの契約数の伸びは、提供エリアの拡大や工期の短縮などさまざまな理由が考えられるなりが、価格競争によってずいぶん導入費用と月額コストが安くなってきているのも大きな理由のひとつなりよね。例えば料金の安いUSENでは一戸建ては月額5985円、マンションは月額2980円と、特にマンションではADSLに遜色ないレベルまで安くなってきているなりよ。コ○助も自宅マンションにUSENが激しく売り込みをかけてくるので、いつもチラシやパンフレットを見ながらヤフーBBから乗り換えるべきか否か迷ってしまうなりね(笑)。まあヤフーBBでも全く「遅い」と感じることがないレベルで使えているので、積極的にUSENに乗り換える理由がないのが現状。なので、今のところ様子見といった感じなり。

さて、そんな普及著しい光ファイバーなりが、最近、少し困った「障害」の報告が出てきているなりよ。読売新聞によると、電柱などから家庭に引き込んでいる光ファイバーの線を何者かが切断し、ネットの接続に影響を及ぼしているケースが相次いでいるというなりね。ユーザーからの「ネットの調子が悪い」という問い合わせに対し、サポートが原因を追及していくと屋外の光ファイバーそのものが切断されていたという例が、特に春先に集中して見られるようになったというなりよ。

いったい誰が光ファイバーを切断しているのか。当然疑問はそこになるなりが、実は犯人は分かっているなりね。犯人の名はカラス。もともと巣作りの材料を集めるために光ファイバーを食いちぎる例はあったようなりが、最近はその行動がエスカレート。ストレス解消の「遊び」になっている可能性もあるというなりよ。頭の良いカラスなので、「遊び」が常態化してしまったら、光ファイバーを安心して引くことができなくなってしまいそうなりね……。

事業者も問題を把握しているので対策に乗り出してはいるものの、基本的には光ファイバーの線をチューブのようなもので保護するくらいしか方法がなく、この程度の補強ではカラスの鋭いくちばしに対抗できない場合も。ユーザーレベルでは、対処のしようのない、何とも困った問題になってきているなりね。

もし、住んでいるのがカラスの多い地域だったら。この問題も光ファイバー環境導入の際の検討材料のひとつに加えたほうが良いかもしれないなりね。せっかく「光ファイバーで高速インターネット!」と意気込んでいたのに、カラスのせいで全然スピードが出ない……ということも有り得そうなりよ。困ったものなり。

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