春ドラマで好調の「医龍」、サントラも大人気に。

2006/06/10 16:28 Written by コジマ

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春の連続ドラマで満足度も視聴率も好調な「医龍 Team Medical Dragon」(フジテレビ系)。AIが歌う主題歌の「Believe」や音楽担当の河野伸と澤野弘之の曲が収められているオリジナルサウンドトラックが、レコード会社への追加注文が相次ぐなど、ドラマ同様に絶好調のようなのだ。

「医龍」は人気漫画のドラマ化だけど、最近食傷気味の「医療モノ」に加えて、いまひとつパンチの弱い出演陣(坂口憲二の顔はパンチが効いてるけど)のため、放送前はそれほど期待されていなかったようなのだ。しかし、テンポのよい展開とリアルな手術シーンで視聴率も徐々に上昇、先日行われたORICONのドラマ満足度調査で1位になった。そんなドラマを盛り上げているのが、河野伸と澤野弘が作曲しているBGMなのだ。

これらが収められているサウンドトラックは、収録している22曲中20曲がインストゥルメンタル。ドラマの人気が上昇してきた6月7日に発売され、店頭で売り切れとなっているレコード店もあるようなのだ。そのなかでも特に人気なのが、関山藍果が歌う「Aesthetic」で、シングルカットされていないにもかかわらず着うたのダウンロードランキングでトップ50入りし、ORICON STYLEの音楽配信でも、フジテレビ系ドラマ「ブスの瞳に恋してる」の主題歌である倖田來未の「恋のつぼみ」に次いで2位にランクインしているのだそう。主題歌の「Believe」を抜いているというから驚きなのだ。

その「Aesthetic」を含め、収録曲のほとんどを手がけている澤野弘之は、ドラマ音楽では「牙狼」(テレビ東京)や「Ns'あおい」(フジテレビ系)などを担当した売り出し中のサウンドプロデューサー。「医龍」の音楽を聴く限り、なかなか才能のある人なのだ。

収録曲中「The Origin of Silence」と「Wisshing for...」の2曲を手がけた河野伸は、最近UAとコラボレーションしているサックス奏者・菊地成孔が在籍していたバンドSPANK HAPPYでキーボードを担当していたミュージシャンで、SMAPや森高千里、中島美嘉、CHEMISTRY、松浦亜弥、モーニング娘。などの曲も手がけているのだ。ドラマも「フードファイト」(日本テレビ系)や「危険なアネキ」(フジテレビ系)、「白夜行」(TBS系)などで音楽を担当。サウンドプロデューサーとしてはかなりの位置にいるのだ。

ドラマのサントラといえば、「踊る大走査線」(フジテレビ系)のものが異様に売れたことを覚えているけど、「医龍」のサントラは「踊る大走査線」に迫ることができるのだろうか。ドラマも今後の展開が楽しみなのだ。

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