野茂英雄投手が3Aシャーロットを退団、日本復帰も視野か。

2006/06/09 12:41 Written by コ○助

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昨年は日米通算200勝の偉業を達成したものの、19試合に登板、5勝8敗、防御率7.24の不安定な成績と高年俸がネックとなり、シーズン中の7月にデビルレイズから戦力外通告を受けた野茂英雄投手。気持ちも新たに移籍したヤンキースではマイナー契約だったこともあり、3Aコロンバスでの登板ばかりでメジャー昇格することなく退団の憂き目にあっなりよね。そして、所属先の決まらぬままシーズン開幕を迎えようとしていた今年3月、ホワイトソックスと傘下の3Aシャーロットと契約し、結果を残せばメジャー昇格という青写真を描いていたなりよ。

シャーロットでは開幕投手に指名されるなど大きな期待を寄せられていたなりが、開幕戦とその後の数試合の予定をひじ痛を理由に回避。4月17日に先発で初登板したなりが、3回0/3を投げて4失点。翌日には右ひじの炎症を理由に故障者リスト入りしていたなりね。1週間の投球練習禁止期間を経てしばらくは回復に努めていたなりが、5月18日には投球練習を再開し、本格的な復帰に向けて調整を続けていたなりよ。

でも残念なことに、8日にシャーロットの公式ホームページで解雇が正式に発表されたなりよ。故障者リスト入りしているときに、シャーロットの投手ディレクター、チャップマン氏にゲンダイが「解雇の可能性」について直撃していたなりが、このときには「(解雇は)ありうるよ。投げられなければ、そのときはシカゴ(メジャーのフロント)が決める。しかし、それは可能性ということで、われわれは彼が健康を取り戻せば、必要なときにホワイトソックスを助けてくれるだろうと考えている」と、すでに解雇も選択肢に入っていることを示唆していたなりね。この言葉に従えば、投球練習再開後も野茂投手の回復状態があまり思わしくなく、「健康を取り戻せなかった」と判断したのかもしれないなり。

解雇を受けて、野茂投手の公式ページには代理人の団野村氏がコメントを掲載。「この度、野茂選手が自由契約になりました。今シーズン復帰を目指し、肘の治療に専念していきます」という短い文言だけなりが、まだ現役への意欲は衰えておらず、移籍先を模索していくことが伺える内容だったなりよ。

ただ、現実的には野茂投手の置かれている状況は極めて厳しく、シーズンの序盤が終わろうとしているこのタイミングだと、メジャー球団はもとより、マイナー球団への移籍も難しいとの見方が強く、もし現役続行にこだわるのであれば、以前からたびたび噂には出ている日本球界への復帰を検討せざるを得ないなりね。とはいえ、日本の各球団が選手を獲得できるのは6月30日まで。あまり時間がなく、厳しい状況なのは同じなり。

果たして野茂投手の去就はどうなるのか。しばらく目が離せなそうなりね。

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