「W-ZERO3」に辞書機能とメモリを拡張した新モデル。

2006/06/06 17:09 Written by コ○助

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昨年12月の発売直後から大ブームを巻き起こし、半年が経過した今なお人気のスマートフォン型端末「W-ZERO3」。現在までの半年で約15万台を販売するなど、ウィルコムが当初予測していたよりも好調な売れ行きを見せているなりが、3月の新色「シャンパンシルバー」の追加に続き、ややスペックアップした、上位モデル的な位置づけの製品が発表されたなりよ。

発表されたのは、初代の「WS003SH」について寄せられたユーザーからの意見をフィードバックした「W-ZERO3 WS004SH」。ユーザーからは改善要望点として「バッテリー(例:駆動時間が短い)」「デザイン(例:指紋が目立つ、黒以外のボディカラーが欲しい)」「メモリ(例:内蔵メモリが少ない)」「機能面(例:ハード/ソフト両面)」の順に多くの意見が寄せられていたなりが、今回発表された「WS004SH」では、主に2番目に要望の多かったデザイン(=カラーバリエーションの追加)と、3番目に要望の多かったメモリ(=メモリ容量の拡大)、4番目に要望の多かった機能面(=電子辞書機能の搭載)を実現したモデルとなっているなりよ。

それではどのような端末なのか、簡単にまとめておくことにするなり。

[W-ZERO3 WS004SH(シャープ製)]
・WindowsMobile 5.0最新版(MSFP対応版)を搭載。
・メインメモリを従来の128MBから256MBに拡張。
・英和・和英・国語の電子辞書機能を搭載(三省堂の「エクシード」を採用)。
・新色としてガンメタリックとパールホワイトを追加。
・CPUはIntel PXA270 プロセッサ416MHzを搭載。
・640×480ドット、65536色表示対応の3.7型モバイルASV液晶を搭載。
・IEEE802.11b準拠の無線LAN対応。
・外部メモリはminiSDカード。
・価格は「新規+SIM有り」が44800円、「機種変更」が44800円、「単体」が5万円(ウィルコムストア価格)。

ウィルコムストアでの価格が公開されたなりが、「新規+SIM有り」「機種変更」共に従来機種よりも5000円ほど高く価格が設定されているなりね。まあ辞書分とメモリ分を考えたら妥当な範囲内なりか。基本的なスペックの部分は、従来機種からの変更は加えられていないなりね。

なお、今回の発表会ではインテルとの連携強化も発表され、「WS004SH」にはおなじみの「Intel Inside」のロゴシールが付くことになったなりよ。パソコンでは当たり前のように付いている「Intel Inside」の文字なりが、PDAの分野ではこれまでコンパック(現ヒューレット・パッカード)から発売されたことがあるのみ。それもLinux搭載端末だったことから、「WindowsMobileを搭載したPDA」としては世界で初めて「Intel Inside」のロゴが付く製品になるというなり。今後、「WS004SH」の販促にも「Intel Inside」のロゴが使用され、店頭POPやカタログ、各種広告に表示されることになったなりね。

ネットに事前では、もう少し機能が強化されているという噂が流れていたので、今回の発表はやや肩透かしの感も。ただ、近々、違うコンセプトの新端末を発表する機会があることも明らかにされたので、そちらにも期待しておきたいところなり。

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