進化を遂げた「G'zOne」、カシオ計算機製「W42CA」の開発経緯。

2006/05/26 13:53 Written by コ○助

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先日発表されたauの夏モデルの中で、ソニー・エリクソン製の「ウォークマンケータイ」とともに報道陣の注目を一手に集めていたカシオ計算機の「タフネスケータイ」こと「G'zOne W42CA」。昨年夏に4年ぶりの復活を果たした「G'zOne Type-R」が進化、WINに初めて対応するなど最新のスペックを備え、使い勝手が大幅に向上したモデルなりね。昨年「G'zOne Type-R」が登場したときには「WINに対応していないから」「機能が中途半端だから」と、そのコンセプトには魅力を感じながらも、実用面でのイマイチ感から購入を見送ったユーザーも多かったなりが、「W42CA」は購入を踏みとどまる要素がグッと減り、魅力的な端末に仕上がっているなりよ。

そんな「W42CA」を開発することになった経緯や、新たな魅力について、カシオ日立モバイルコミュニケーションズの担当者に直撃したインタビューがインプレスに出ているなり。これから購入を検討している人も多いと思うので、少し内容を見ておくことにするなりね。

「(G'zOne Type-Rを発売した)当時からWINにして欲しいという意見が多数あり、また『外部メモリ、赤外線通信は必須でしょ』という意見もいただきました」
「WIN化することでの大きな課題として、au ICカードと外部メモリをどこに搭載するかというのがありました。そこで今回は、電池パックを開けた部分にICカードとメモリカードを入れ、そこを完全密閉化することを考えました。そのため、電池カバーにパッキンを着け、ロックも2つに増やし耐水性能を保持しました」
「サブディスプレイ周りに蓄光素材を採用し、光を吸収することで暗闇で、ぼわーと光ります」
「(Felicaを搭載しないのは)本当につらい選択でした。今回の端末には、どうしてもスペース的に入る場所が無く、機能とデザインとのバランスの中で、泣く泣く非搭載としました」

「W42CA」を開発する上で大事なポイントになるのは耐水機能の実現という点。端末内部への水の侵入を防ぐためには、できるだけ「穴」を少なくする必要があるなり。それは例えばイヤホンジャック、外部メモリスロット、充電コードの差し込み口などなど。昨今の携帯電話で「穴」を完全に無くすことはできないので、搭載せざるを得ない「穴」にはパッキンを付けるなどの工夫で耐水機能を保持しているなりね。そうした工夫によって、まだ最新機種のすべてに搭載されているわけではない、au ICカードにも対応させているなりよ。

ただ、その結果として、ほかの端末に比べると違う機能を詰め込むだけのスペース確保が難しくなり、残念ながら今回はFelicaの搭載は見送られてしまったなりね。担当者もこのあたりは悔しいようなりが、カシオ計算機としてはFelicaは必須の機能との認識は持っているため、今後投入する「G'zOne」には搭載していく考えはある模様。なので、今後のモデルに期待といったところなりか。

サブディスプレイ周りの蓄光素材なども、携帯電話の本質的な機能には全く関係のない細かい部分ではあるなりが、「W42CA」の格好良さを際だたせてくれるデザインなりよね。思わず手に取りたくなりそうな「G'zOne W42CA」。皆さんもぜひ店頭でチェックしてみてくださいなり。

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