初の1000万画素超コンパクトデジカメ、新「EXILIM」の使い心地。

2006/05/23 19:48 Written by コ○助

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何十万円もするプロ用のデジカメならともかく、数万円レベルの、一般の消費者が手に取るようなコンパクトデジカメが決して超えることがなかった1000万画素という大きな壁。それは製造コストと販売価格のバランスの問題というよりも、そもそもコンパクトデジカメを購入するユーザー層が、いったい何のために1000万画素もの高画素を必要とするのか、その明確な答えが見つからなかったことが、各メーカーが大台突破を躊躇していた理由のひとつだと言えるなりよ。携帯電話の200万、300万画素レベルで満足する人が多い時代。普通に考えたら、1000万画素はオーバースペックも良いところなりよね。

でも、デジカメの世界を草創期から切り開いてきたカシオ計算機は、ついに1000万画素超のコンパクトデジカメを投入。「EXILIM ZOOM EX-Z1000」と名付けられたその製品は、約139グラムの小さな本体ながら1/1.8型、有効1010万画素のCCDを搭載し、価格も5万円前後と非常に購入しやすい製品なりよ。簡単に「EXILIM ZOOM EX-Z1000」のスペックや特徴を振り返っておくなりね。

EXILIM ZOOM EX-Z1000(カシオ計算機)
・1/1.8型、有効1,010万画素のCCDを搭載。
・最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。
・光学3倍ズームレンズを搭載。
・2.8インチ、23万画素のワイドTFT液晶を搭載。
・外部メモリはSDメモリーカード。
・本体サイズは幅92ミリ×奥行き22.4ミリ×高さ58.4ミリ。
・重量は約139グラム。
・店頭予想価格は5万円前後。(Amazonなら43,374円)。
・5月26日発売予定。

画期的な製品には違いないので、「EXILIM ZOOM EX-Z1000」に興味を持っている人も多いと思うなりが、ITmediaに、購入の際に非常に参考になるレビューが出ていたなりね。どのような内容なのか、少し見ておくことにするなり。

「1000万画素というと、デジタル一眼レフでも完全に一般的とは言えず高級機がほとんどであることを考えれば、過剰ともいえる画素数ではある。それを1/1.8インチという小型の撮像素子に詰め込んできたのだから素直に感心してしまう」
「全般的にこれまでのEXILIM ZOOMシリーズのデザインが踏襲されているので、既存ユーザーは操作に迷うことはないだろう」
「肝心の画質だが、十分な光が得られる環境で低感度での撮影であれば想像以上にいい。解像感は1000万画素ということでやはり高く、色ノリも良いので、一見して派手な画質はコンパクトデジカメとしては好感が持てる」

1000万画素超のスペックばかりが注目されてしまう「EXILIM ZOOM EX-Z1000」なりが、それを抜きに考えても、これまでの「EXILIM ZOOMシリーズ」の良さを踏襲、もしくはさらに進化させており、非常に使い勝手の良いデジカメとの評価のようなりよ。そのため、「1000万画素超を使いこなせるか」と難しく考える必要もなく、単に実売4万円台の「EXILIM ZOOMシリーズ」の最上位モデルとして、誰でも高画素を楽しむことができるデジカメに仕上がっているなりね。

初の1000万画素超コンパクトデジカメ「EXILIM EX-Z1000」。デジカメ購入を検討している人は、ぜひ候補に加えてみてくださいなり。

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