サッカーW杯、本場ベルリン市民は冷静な反応?

2006/05/16 09:05 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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気が付くともう来月はFIFAワールドカップ。昨日は日本代表となる23人の選手の名前が発表されたりと、国内の盛り上がりも一段と大きくなりましたね。6月9日から予選リーグが開始され、日本の初戦(対オーストラリア)は6月12日に始まります。時差の関係で試合が深夜や早朝に行われるのでワールドカップ開催中は寝不足の人が増えそうですね(笑)。

今日は六本木近辺を散策していたのですが、テレビ朝日のガラス張り建物には大きなサッカーW杯のディスプレイ、外苑東通りには公式グッズを扱う専門店……。これだけを見てもワールドカップ熱の盛り上がりが次第に感じられます。単なる参加国の日本でこうなら、開催国ドイツでもきっと物凄い加熱ぶりなんじゃないかって、普通思いますよね。

ところがドイツ首都ベルリンでは、市民の多くが早くもW杯に対してうんざりしているという衝撃的な統計結果が。ドイツ世論調査会社「エムニド」が約1000人を対象にアンケートしたところ、約半数が今回の世界的イベントに対する「お祭り騒ぎ」にすでに嫌気がさしているとのこと。さらにW杯で巻き起こされるであろうベルリン市内での交通の混乱などにも「恐怖心」を覚えているそうで、確かに1ヵ月も続く世界最大級のイベントには、生活パターンを崩されるという懸念も大きいのでしょう。

さらに同調査では、ドイツ代表の活躍に対する市民の予想も質問しています。その結果これまた意外なことに、自国のチームが決勝に進出できると考えているベルリン市民は少数に留まっているのだそうです。ドイツは過去3度に渡る優勝を収めている国。たとえ近年は活躍がいまいちとはいえ、ホーム・グラウンド・アドバンテージも考慮すれば、このアンケートの結果よりは実際に活躍しそうなものですが……。実際にワールドカップが幕を開いたら、もっとドイツ国内での熱は上がると信じたいです。

それにしてもワールドカップの開催中は、もうセントルイスに戻っているウォール家。アメリカは残念ながらサッカー人気があまりないので、日本のようなフィーバーぶりは体験出来ないのが残念です(涙)。

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