観光客狙う悪党たち、彼らを待ち受けていた間抜けな結末とは。

2006/05/12 13:54 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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異国でのバケーション。地元の人々と交流するというのも旅行の醍醐味ですよね。実際見知らぬ土地で誰かにフレンドリーに接してもらった経験はウォール真木にもあるのですが、やっぱりアレは嬉しいものです。しかしこういった観光客の心理をたくみに利用して親切顔で近づき、ターゲットの気が緩んだすきに金品を奪い取ろうとする犯罪者がいるのも事実。本当に気を付けないといけませんよねぇ……。

さてニュージーランドのタウポはノース・アイランドのほぼ中央に位置し、国内最大の湖のほとりにある自然に恵まれた観光地。ここでホリデーを楽しんでいたイギリス人夫婦が、4人の現地住民から話しかけられて意気投合、一緒にスイミングをしたり、お酒を飲んだりし始めました。

ところが少したつとこの4人がなんだか様子がおかしい。フレンドリーなのはいいけれど、なんだかそれが不自然なぐらいで何だか引いてしまう。どうもコレは裏があるんじゃ? ……と思い始めた英夫婦は、そそくさとそこから退散することにしたのです。が、時すでに遅し。駐車場で車に乗り込む直前にとうとう強盗としての正体を現した彼らに襲われ、お財布やその他の品を奪われてしまいました……。

警察に通報したものの、自分たちもお酒を飲んでいたし記憶もおろそかな夫婦です。2人の証言だけで犯人が見つかる可能性は極端に低い。でも諦めかけた頃とあることに気がつきました。先ほどまで和気あいあいとしていた犯人グループと彼らたち。記念撮影とばかりに写真を数枚撮っていたのです。それに使ったカメラは幸い手元に残った……。やった!

警察に犯人の写真を見せたところ、強盗の常習犯と判明。すぐに彼らが誰だか突き止めることが出来ました。過去の身元記録から彼らの居場所も、つかんでいる警察は直ぐに出動。彼らを逮捕して、盗んだ物品も無事ご夫婦の手元にもどったというのです。

しかしいったん盗まれたものが戻ってくるなんて。すごい幸運というか、すごい犯人が間抜けだったというか(笑)。

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