北海道を中心にブレイク中のキャラクター「まりもっこり」とは。

2006/05/11 21:27 Written by コジマ

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北海道の阿寒湖に生息する天然記念物のマリモ。このマリモをモチーフにしたキャラクターが、北海道を中心にブレイクしているそうなのだ。いやらしい目をして下腹部を膨らませてたこのキャラクターは、その名も「まりもっこり」。販売元は「冗談半分で作った」というものの、フィギュアスケートの安藤美姫選手が使っていたこともあって、携帯ストラップは昨年2月の発売以来、約30万個を売り上げるという人気っぷり。現在はさまざまな関連商品が販売されているのだ。

「まりもっこり」は、販売元のキョーワ(札幌市)がメーカーとの定例会で「マリモを使って何か作れないか」との話の際に冗談半分で出たアイデアがきっかけなのだとか。製造に踏み切った後、地元のラジオ番組で「キャラクターチャンピオンシップ」という企画が行われたのだけれど、「まりもっこり」は1票しか獲得できなかったのだそう。ところが覚えやすいネーミングとストレートな容姿が口コミで広がり、安藤美姫選手が携帯電話に付けていたことから人気が加熱。一時は在庫切れとなるまでに至り、業界では10万個で大ヒットといわれるなか、現在までに30万個を売り上げているそうなのだ。

サンケイスポーツの写真を見ると、ジャージを着た下半身はたしかに“もっこり”。うーん、こんなキャラクターが流行るとは……。

これまで他メーカーのキャラクター商品を製造していた土産物問屋のキョーワにとって、「まりもっこり」は自社キャラクターの第1号だそう。そして、その後、ジャガイモをモチーフにした「じゃがいもっこり」、マントを着けて空を飛んでいる「スーパーまりもっこり」、リンゴをモチーフにした「あおもっこり」、じゃがいもっこりがマントを着けた「スーパーじゃがいもっこり」、旅客機パイロットの制服でズボンをずらしてブリーフを露出させた「まりもっこり・アテンションブリーフ」などを次々に開発。関連商品もぬいぐるみやトランクス、ライターなど多岐にわたっているのだ。それにしても「あおもっこり」って、すでに名前が北海道ではない気が……。「津軽海峡伝説」というコピーがついてるけど。

まさかの大ヒットにうれしい悲鳴の同社は現在、女の子をモチーフにしたバージョンも開発中とのこと。キョーワの社長は「女の子らしいかわいいネーミングに迷ってます」(朝日新聞より)と言っているけど、女の子で“もっこり”はムリがあるので、どんな特徴を持ったキャラクターになるのか興味深いのだ。やっぱり“ボイン”かなあ。

北海道のお土産として定着しそうな「まりもっこり」。これからは「白い恋人」と「マリモ」ではなく、「ホワイトカレー」と「まりもっこり」が喜ばれるかもしれないのだ。

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