ストーンズのキース脳手術を正式発表、欧州ツアーは延期。

2006/05/10 12:38 Written by コジマ

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脳震とうを起こして入院したと4月30日に報じられて以来、相次ぐ入退院と脳手術の噂が飛び交っていたザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ。Narinari.comでも6日にお伝えしたとおり、バンド側の正式発表として脳手術を否定していたのだ。ところが8日、一転して脳手術を受けたと発表、手術は成功したものの数週間の安静が必要なため、「予定どおり行う」としていた27日のスペイン・バルセロナから始まる欧州ツアーも延期することが決定されたのだ。

バンド側は、公式サイトは8日、「キース・リチャーズが手術により回復」と題した文を掲載。「キース・リチャーズは今朝、オークランド(ニュージーランド)のアスコット病院で手術を受けました。手術は完璧に成功し、キースはすでに家族と話しています」と発表。しかし、回復には数週間を要するため、欧州ツアーは6月に延期すると伝えているのだ。延期の詳細は後日発表としているけど、サンケイスポーツは、まず27日のバルセロナ公演と29日のマドリード公演の延期が決定したと報じている。

また、公式サイトは軽く経緯にも触れ、「先週、キースはフィジーでの落下後にオークランドで経過観察され、診察後は体調が良くなりました。しかし、昨日になって頭痛を訴えたため、(脳内の)圧迫を取り除くための手術を受けたほうが良い医師が判断しました」としている。

キースは30日、妻のパティやギターのロン・ウッド夫妻とともに休暇を過ごしていたフィジーで頭部打撲により脳震とうを起こし、ニュージーランドの病院に搬送されたのだ。原因は「ヤシの木から落ちた」が有力なようだけど、公式には発表されていない。

しかし、朝日新聞に、英大衆紙サンの気になる記事が紹介されているのだ。それによると、サン紙は10日付けの記事で「脳血腫の除去のために頭蓋骨の一部を取り除く手術を受けたが、医師団は脳に損傷が残ったり体の一部が麻痺したりする恐れがあるとみている」とし、「二度とライブ演奏ができないかもしれないと家族に警告した」と伝えているのだ。

サン紙は今回の一連の報道で脳手術をすっぱ抜いているけれど、元々はタブロイド紙。タブロイド紙の真実と嘘が織り交ぜられた報道には毎回うんざりするけれど、今回ばかりは虚報であることを祈るのだ。

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