トム・クルーズの影響で新しい法律? 超音波販売規制へ。

2006/05/07 20:05 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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トム・クルーズと婚約者ケイティ・ホームズの間に先日、女児が誕生したのは記憶に新しいニュースです。スーリちゃんと名付けられたこの赤ちゃんは、クルーズが自宅に医療チームを雇い入れるほどの過保護さの中、元気に育っているそう。セレブだなぁ……。

ところでホームズの妊娠が判った昨年の秋、クルーズはインタビューで胎児を検査するための超音波検査機を購入したと発言。1台が2,000〜3,000万円もするという高額のこのマシン、普通は専門の技師が操作することもあり、検査がかなり高額になります。その支払いを医療保険会社が喜ばないためか、通常では妊娠時に1回だけしかエコー検査がないぐらいです。

そのお高い医療器具を、個人使用のためにドーンと購入しちゃうクルーズ。しかも専門の知識もない彼が自ら操作していることもほのめかしたものだから、これまた非難の的に。長時間お腹に超音波を当てるなど不適切な使い方をすると、胎児の健康に影響が出るとかという、ちょっと心配な研究報告もあるそうですし……。

そこでカルフォルニア政府も、有名人の真似をして一般人が医療器具をオモチャのように買いあさる風潮を防ごうと、先日議会下院にて超音波検査器具を医療関係者以外に販売することを禁じる法案を可決したのです。医学関係者が歓迎するこの法案は別名「トム・クルーズ法」と呼ばれているそうで、なるほどセレブの「浅はかな行動」を戒める意味合いもかなり込められている感じがしますね(笑)。

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