7年半もフィルターお手入れ不要、東芝の高級掃除機の魅力。

2006/05/03 15:26 Written by コ○助

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つい先日、サイクロン型の掃除機を世に広めたイギリスの掃除機メーカー、ダイソンの話題をお伝えしたなりが、日本で一定の地位を獲得したサイクロン型の掃除機はなにもダイソンの製品だけではないなりよね。高級機から普及機まで、量販店の掃除機コーナーに行けば豊富なサイクロン型の掃除機が並んでいるなりが、その中に、「7年半、フィルターのお手入れが要らない掃除機」という触れ込みで人気を呼んでいる製品があるなりよ。

それが東芝のサイクロン型の掃除機「タイフーンロボ Extra」。70〜80年代のアニメのようなテイストのネーミングにはややチープ感すら漂っている掃除機なりが、価格は9万4500円とかなり高めの高級機なり。店頭価格が6〜8万円のダイソンの掃除機よりも高い「タイフーンロボ Extra」、果たして価格に見合った製品なのか、サイクロン型の掃除機の特徴である「吸引力が落ちない」のは本当なのか、売り文句の7年半フィルターのお手入れ不要は本当なのかなどなど、この掃除機の実態に迫ったレビューがデジタルARENAに出ているなりよ。高級掃除機の購入を検討している人も多いと思うので、少し見ておくことにするなりね。

「スイッチを切るたびにフィルターを自動的にクリーニングしてくれるで、『お手入れしなきゃ…』なんて心配はいらない。しかも、汚れ具合に応じてフィルターのクリーニング時間を制御するというから驚きだ」
「運転時の音はそれほどうるさく感じない。強モードでも57dB、マナーモードでは45dBと小さめなうえに、サイクロン掃除機特有のキーンという高い音がしないのはうれしい」
「一つ残念なのが吸引力だ。吸い込み仕事率600W全盛の中で、タイフーンロボは500W。実際に使ってみても、ビターッと床に張り付くような感じはなかった」

「タイフーンロボ Extra」がフィルターのお手入れを必要としないのは、自動的にフィルターのクリーニングをしてくれる「フィルターお手入れロボ」が搭載されているから。最新のエアコンなどにも、この手の「自動掃除システム」が採用されているものが増えてきているなりが、これが掃除機の分野にも進出してきているなりね。基本的には電源を切ると「フィルターお手入れロボ」が作動し、目詰まりするようなチリなどを勝手に落としてくれる仕組み。ただ、年に数回は「フィルターお手入れロボ」のお手入れをしなくてはいけないようなので、「7年半メンテナンス不要」という意味ではないなりね。

サイクロン型の掃除機のネックのひとつに音の大きさがあるなりが、ダイソンの掃除機が69デシベルなのに対し、「タイフーンロボ Extra」は「強モードでも57dB、マナーモードでは45dB」とかなり低めの数値(いずれもカタログ値)。まあ「タイフーンロボ Extra」は吸引力がそれほど強くはないようなので、その分モーター音が小さいのは当然なりか。

ちなみに、サイクロン型の掃除機は国民生活センターの製品比較テストの結果では、従来型の掃除機に比べると掃除性能が劣るものが多く、吸引力の低下が早く、フィルターやダストケースの分解・組み立て作業を伴う手入れが多いとの評価も出ているなり。

ただ、サイクロン型の掃除機は紙パックが必要ないため、ゴミ捨てごとに紙パックのコストがかからないという利点もあるため、一概に「サイクロン型はダメ」と結論づけるのは早計なりね。「タイフーンロボ Extra」のようにお手入れの手間を少しでも減らしてくれたり、今後吸引力や騒音などに改善が見られれば、まだまだ魅力的な製品になりうるはず。メーカー各社には品質向上を目指して、頑張って欲しいものなり。サイクロン型の掃除機が欲しいときには、その辺りのことをよく調べてから購入してくださいませ。

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