NBAレギュラーシーズン終了、得点王はコービー・ブライアント選手。

2006/04/20 23:38 Written by コジマ

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米プロバスケットボール協会(NBA)は19日、2005-06年のレギュラーシーズン全日程を終了し、個人タイトルの各トップが決定。今季、24年ぶりとなる1試合平均30点以上の選手が3人出た得点王争いは、ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント選手が制したのだ。コービー選手の1試合平均35.4点は、87-88年のマイケル・ジョーダンの記録(35.0点)を抜いて歴代8位となった。また、レギュラーシーズン最高勝率は、東カンファレンスのデトロイト・ピストンズ(.780)、西カンファレンスの1位は昨年の覇者、サンアントニオ・スパーズ(.768)だった。プレイオフは22日から。

コービー選手とともに1試合平均30点以上をたたき出したのは、昨年の得点王、フィラデルフィア・76ersのアレン・アイバーソン選手(33.0点)と、今季のオールスターで史上最年少MVPを受賞したクリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズ選手(31.4点)。昨季もこの3人で争われたのだけれど、アイバーソン選手30.7点、コービー選手27.6点、ジェームズ選手27.2点というのを見ても分かる通り、今季はすさまじかったのだ。1試合平均30点以上が3人もいたシーズンはNBAでも珍しく、史上7回目、ジョージ・ガービン、モーセ・マローン、エイドリアン・ダントリーの81-82年以来24年ぶりだったのだ。4位のギルバート・アリナス選手(ワシントン・ウィザーズ)があと0.5点高かったら、ウィルト・チェンバレンらの61-62年(このときは5人)以来44年ぶりだったのに。まあ、そんなことどうでもいいけど。

そして、特にすさまじいかったのが、この争いを制したコービー選手。今季合計2832点は歴代5位、1試合平均35.4点は歴代8位、1試合81点は歴代2位などなど、今季はコービー選手のためのシーズンと言っても差し支えないのだ。この勢いはプレイオフでも発揮できるのだろうか。

コービー選手がこれだけ活躍したのに、レイカーズの順位は西カンファレンスで7位。アイバーソン選手の76ersはプレーオフ進出もできなかったのだ。やはり、爆発的な得点力を持つ突出した選手がいるよりも、総合力が大切だということを証明している。ジェームズ選手のキャバリアーズも東カンファレンスで4位だったし。プレーオフの組み合わせは以下の通り。

東カンファレンス
 デトロイト・ピストンズ(1位)−ミルウォーキー・バックス(8位)
 マイアミ・ヒート(2位)−シカゴ・ブルズ(7位)
 ニュージャージー・ネッツ(3位)−インディアナ・ペイサーズ(6位)
 クリーブランド・キャバリアーズ(4位)−ワシントン・ウィザーズ(5位)
西カンファレンス
 サンアントニオ・スパーズ(1位)−サクラメント・キングス(8位)
 フェニックス・サンズ(2位)−ロサンゼルス・レイカーズ(7位)
 デンバー・ナゲッツ(3位)−ロサンゼルス・クリッパーズ(6位)
 ダラス・マーベリックス(4位)−メンフィス・グリズリーズ(5位)

昨季のファイナル対戦チームがそれぞれのカンファレンスを制したのだけれど、今季はどのチームが優勝するのだろうか。個人的には、大好きなジェイソン・キッド選手がいるネッツと、昨季すっかりファンになってしまったティム・ダンカン選手とマニュことエマニュエル・ジノビリ選手を擁するスパーズに注目なのだ。

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