阪神が4年ぶりにFA補強を解禁、ターゲットは「広島のエース」。

2006/04/18 12:01 Written by コ○助

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2002年オフに広島からFA権を行使した金本知憲外野手を獲得して以来、FAによる補強を封印してきた阪神。昨年オフには中日からFA権を行使した野口茂樹投手に3年総額5億円の契約を準備していたなりが、ライバル巨人の攻勢や本人の在京志向が判明したことから早々に獲得を断念、自前の選手を育成する方針を再確認していたなりよ。結果的に、岡田監督が就任してからは一人もFA補強をしていないわけなりが、もともと岡田監督は2軍監督時代から育成手腕を高く評価されていたこともあり、ファンの間からも「ムリにFA補強するよりも若手の育成を」という声は多く、この球団の方針は支持されてきたなりね。

こうしたファンの反応は、これまで獲得してきたFA選手が期待ほどの活躍をできずに球団を去った、もしくは低迷しているケースが目立つからに他ならないなりが、振り返ってみると大枚をはたいた分の活躍をした選手は、今のところ金本選手だけと言っても過言ではないなりよ。参考までに、阪神が獲得したFA選手をまとめておくなりね。

[阪神が獲得したFA選手]
1993年 石嶺和彦外野手(オリックス→阪神)
1994年 山沖之彦投手(オリックス→阪神)
1999年 星野伸之投手(オリックス→阪神)
2001年 片岡篤史内野手(日本ハム→阪神)
2003年 金本知憲外野手(広島→阪神)

※参考[阪神から移籍したFA選手]
1993年 松永浩美内野手(阪神→ダイエー)
1996年 仲田幸司投手(阪神→ロッテ)
2000年 新庄剛志外野手(阪神→メッツ)
2004年 藪恵壹投手(阪神→アスレチックス)

個人的には故障で1試合も登板することなく引退してしまった山沖投手が忘れられないなり。80年代の阪急投手陣を支え、かつては最多勝を獲得したこともある山沖投手への期待は大きかったなりが、在籍2年の間にウエスタンリーグで7試合登板という、実に寂しい数字だけを残して去っていったなりね。石嶺選手、星野投手は山沖投手よりは活躍したなりが、全盛期の数字からはほど遠い、「それなり」の成績しか残せなかったなりよ。片岡選手はファンからも愛されてはいるなりが、やはり「阪神に来てからダメになった選手」と言われても仕方がない成績なり。5年契約の最終年となる今年はオープン戦から14打数1安打、打率.071と低迷。開幕1軍メンバー入りを果たしたものの、3打数3三振という極度の不振から4月10日には一軍登録を抹消されるなど、厳しい状況が続いているなりね。

さて、そんな阪神が今オフにはどうしても獲得したいFA選手がいるなり。それは広島のエース、黒田博樹投手。阪神は金本選手のほかにもアンディ・シーツ内野手や町田公二郎外野手を獲得するなど広島からの人材引き抜きが続いているため、広島ファンからは相当疎まれているだけに、もしエースまで引き抜いたら……。広島ファンの怒りを考えたら恐ろしいなりが、阪神としてはさらなる「投手王国」を築くために昨年の最多勝投手が是が非でも欲しいなりね。そのため、すでに水面下では調査を開始しているというなりよ。

当の黒田投手は「入団から一度も優勝経験がないことに不満を抱いているとの情報もある」(スポーツ報知より)ほか、かねてから「ほかの球団の評価を聞いてみたい」とこぼしているとも伝えられているなり。FA権を行使した場合には残留を認めない方針の広島なので、FA権行使は即他球団への移籍を意味しているなりが、果たして黒田投手の決断はいかに。まだシーズンも始まったばかりで気が早すぎる話題なりが(笑)。

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