目にカビが生える? ボシュロムが「レニュー」の出荷を停止。

2006/04/12 09:07 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ううう、なんとも恐ろしいニュースが。アメリカのコンタクトレンズ洗浄・保存液の大手である「ボシュロム」社が、自社製品に深刻な眼感染症を引き起こす可能性があるとして、同製品の出荷を停止したというのです。

米食品医薬品局(FDA)によると出荷が見合わせられることになったのは同社の「レニュー」("ReNu")。昨年6月からアメリカ国内にてフザリウムというカビの一種によって引き起こされる珍しい感染症が全米で見つかるようになったとかで、今のところ全米17州、109ケースの感染報告があるそうです。……カビ。ひー! 恐ろしい(涙)。ちなみにフザリウムは通常熱帯の植物や土壌にいる菌だそうで、アメリカでは通常見つかりません。

この病気、目の痛みや光に対する不快感などを感じ、治療を怠ると数ヶ月も治癒しないそう。さらに角膜に穴が開くほどに悪化すると、失明にも繋がる恐ろしいモノ。今回アメリカで報告されたケースでは、そのほとんどがソフト・コンタクトレンズの利用者だったとかで、さらにその内26人の患者が先の「レニュー」を使用していたそうです。同社は自社製品と今回の感染症との関連性はまだ見付かっていないとしながらも、自主的に今回の決定。調査の結果を待っている状態だとか。

それにしてもボシュロムの「レニュー」といえば、コンタクトレンズ関連製品としてはトップ商品だったような? ふと思い立ってウォール真木も今回アメリカから持参したコンタクトの保存液を確認してみますと……


わぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!



やっぱり使っていました(涙)。明日違うの買いに行こう。ってかいまさら遅いような気もするけど。

やれやれ。

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