題名が衝撃的過ぎる? 反ポルノ運動家の「聖書」が問題に。

2006/04/04 17:47 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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カルフォルニア在住の牧師、マイク・フォスター氏とクレイグ・グロス氏の2人は数年前からとある活動を続けています。それはインターネットなどに広がるアダルト・コンテンツ撲滅と、それらのサイトに「中毒」になっている個人を救おうという反ポルノ運動です。

彼らの運営する XXXchurch.com では、ポルノ・サイト回覧の習慣を断ち切るための支援ソフトや、iTuneからダウンロードできるオンライン・ラジオなど、ざっと見た限りでもエッジのきいた内容が盛りだくさんです。宗教関連のサイトにしては妙にカッコいいし(笑)。

で、このフォスター&グロス牧師の活動のひとつにはポルノ業界が主催するイベントなどに出向き、業界関係者に彼らが編集した「聖書」を無料配布することなんだそうです。今までにもこれえを数回実施したそうですが、意外とポルノ業界の人々にも喜んで聖書を受け取ってもらえているとか。今年も3つのイベントで聖書の配布を予定しており、先日10,000冊の聖書を新たに注文したのです。

ところがこの聖書のタイトルが問題になってしまい「米国聖書協会」という団体からクレームが。まあ、それというのも "Jesus Loves Porn Stars" (直訳:イエスはポルノ・スターを愛している)という衝撃的なものだったからなので、当たり前といえば当たり前なんですが……(汗)。そしてこの聖書の注文も協会側を通して行っていたため、結果として印刷をキャンセルされてしまいました。もちろん協会は彼らの活動を否定しているワケではないのですが、いかせん題名がショッキング過ぎるということなのでしょう。実際ウォール真木も何の背景も知らずにこのタイトルを聞いた時には驚きました……。いやホント、エッジきき過ぎですって(汗)。

しかし両氏は自身のブログで「これは人々にショックを与えようとして考えたタイトルなどではなく、ポルノ業界という背徳的でキリスト教に拒絶的な世界に、主の言葉を伝えるためには必要不可欠な題名なのです」と説明。そして新たにこの冊子を印刷するためは、もっと高額の印刷業者を使う必要があるため、今オンラインで寄付金を募っているのだとか。なんとか頑張ってください。

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